11月10日(土)流山市おおたかの森センターで、流山出身の歌舞伎俳優 中村梅乃さんの「歌舞伎で感じる秋~芝居夜長噺~」が開催され、大勢の歌舞伎ファンが講演と舞踊を楽しみました。
6時からの公演にも拘わらず会場は満席。
中村梅乃さんが入場する時鐘の音が鳴りました。「今、鐘が幾つなりましたか?」という問いかけで江戸時代の時の数え方で講演は始まりました。小道具や大道具の違い。
燭台に火を点ける時、江戸時代にはどうやって点けたでしょう?火打石で火花を散らし・・・細かい仕草を見ていると段々歌舞伎の世界にはいっていきます
2部は舞踊長唄『秋の色種』 藤間涼花氏振付
秋草が咲き虫の音が響き渡る野辺、どこか寂しい情景の中でしっとりと舞います。
細かい仕草や表情まで近くで観ることが出来て、観客の皆さまから惜しみない拍手が贈られました。
会場には、中村梅乃さんの舞台での写真が展示されました。
中村梅乃さんは、11月26日(月)まで国立劇場十一月歌舞伎公演『名高大岡越前裁』に<天忠の弟子 天一><腰元>二役に出演されています。(当日も昼間、国立劇場にご出演されて、流山に駆けつけてくださいました。)