忍山 諦の

写真で綴る趣味のブログ

琵琶湖疏水を歩く(10)-疏水分線(1)

2012年11月29日 | 琵琶湖疏水を歩く

          疎水分線(1)

春に琵琶湖疏水の本線を歩いた旅、今回は疏水分線を歩く。

蹴上げ船溜り、

   

そこから疏水分線は分岐し、

    

北へ向かう。

   

南禅寺の境内の手前でへ東へ流れを振り、
境内の水路閣を西から東へと流れ、永観堂へ
と向かう。

   

南禅寺境内に水路閣を設けるについては、当時もかなりの反対
があったと伝えられるが、今では煉瓦積みも古色をおび、周りの
景観にしっかり溶け込む。 

    

南禅寺三門から見下ろす境内は秋一色。

   

かつて五山之上といわれた禅林にふさわしい豪壮な山門からは、
京都盆地が一望できる。
黒谷と、それに続く真如堂が手に取るように近い。

   

南禅寺境内を過ぎた疏水分線は、永観堂の東の山手を北に
向かう。
残念ながらその姿を目にすることが出来ない。


    ───  永観堂へ寄り道─────  
                                          

晩秋の今、永観堂は紅葉を見る観光客で溢れる。

    

総門を入ると、人、人、人、
堂内へは順番を待つようにして入る。

     

境内は色とりどりの紅葉がその妍を競う。

   

」永観おそし」の「見かえり阿弥陀」がます阿弥陀堂も紅葉を纏う。

   

疏水の水を引き入れた放生池も水面に紅葉を浮かべる。

   


    ─── 寄り道終わる──────    
                                          

扇ダム、若王子取水池を経て、やがて疏水は、
若王子橋の下から再びその姿を現す。

    

若王子橋を東に渡ると、そこは熊野若王子神社。
後白河法皇が紀州の熊野権現を勧進して創社された。
熊野神社、新熊野神社とならぶ京都三熊野の一つ。

   

疏水は哲学の道に沿って北へと向かう。

   


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