心に刻まれる風景
人にはそれぞれ相性というものがある。相性のよい相手だとすぐにうち解けることができるし、何度でも会いたくもなる。
それと同じように行く先々の風土や風景にも、相性のようなものがあるように思う。
たとえ人が勧める場所であっても、そこが自分の好みや相性に合わなければ記憶にも残らないし、再び足を向ける気にもならない。
ところが、そこにいるだけで何となく心が和み、時の過ぎるのを忘れてしまうような場所に出くわすことがある。
そんな場所で過ごした記憶や風景は、忘れられない思い出として心のアルバムにしっかりと刻まれていく。
そして歳を重ねるうちに、そんな心のアルバムが一冊また一冊と増えていく。
人が生きるということは、そんな無形の財産を一つ一つ心に積み上げていく営みではなかろうか。
写真は上から
奥嵯峨(愛宕神社一の鳥居)
賀茂川(上加茂神社付近)
相撲神社から巻向を望む
高梁川夕景
随心院梅園
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