大雨続きの夏もようやく終わりを告げ余呉湖に秋がおとずれた。
湖畔の水田はほとんど稲の刈り取りを終え、
あちこちに野焼きの煙が立ちのぼる。
湖面を野焼きの煙がゆっくりと流れていく。
この時期にしか見られない長閑な景色である。
今年の余呉湖はこの時期としては例年になく水嵩がたかい。
夏の大雨が原因らしい。
水質の汚れも気になる。
湖面のあちこちで藻が繁茂し、狭い湖面を我が物顔で占拠している。
湖北一帯で昭和40年代に行われた農業水利事業の一環として、この余呉湖にも水量確保のために琵琶湖の水がくみ上げられるようになった。
繁茂している藻は琵琶湖でよく見られる藻であり、その事が関係しているように思われる。
湖畔の樹々はかすかに色づき、深まりゆく秋への準備に余念がない。
短い秋が終わると余呉湖は厳しい冬を迎える。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます