2016年2月関東支部運転会/番外編
「小平加藤邸運転会」報告
素晴らしい個人レイアウトの閉鎖を惜しんで
写真・原稿原案 会員番号32-59
加納 浩志
まとめ 会員番号31-117
岸田 弘
八王子運転会に「近くだから」とぶらりと寄っては、「蒸気機関車の加工や運転法」についてアドバイスをしてくださっているJCFC会員の加藤(浩)さん。その自宅レイアウトが、「今年3月で閉鎖される」と聞いて、武田支部長が「そのレイアウトで関東支部の運転会を」とお願いしたところ、快諾をいただいたので関東支部メンバーに呼び掛け、2月28日(日)に、臨時の運転会が開催されました。
八王子と蘇我運転会の仲間が集まって
小平市内、青梅街道に面する加藤邸の庭には、1.8mの大型ターンテーブルを中心に、3.5吋専用の内周線と、3.5吋+5吋併用の外周線がコンクリート路盤の上に小判形に敷設され、全線にバラストが撒かれた本格的レイアウトが展開しています。
この3.5吋専用線があるということで、関東支部では蘇我運転会場でしか走らせられないメンバーが、3.5吋機を持って多数参加。自宅に3.5吋専用レイアウトを持つ千葉市の石川(進)さんまでも、親子孫の3世代で参加し、数少ない都内での運転会を楽しむことができました。
何時もはコッベルやシェイの5吋機で八王子運転会に参加している矢島さんも、わざわざクラウスを持って参加。
立派な転台車も整って
今日は可愛いクラウスで/矢島さん
また昨年11月、小回りが利くと12分の一で(EH500を1ボディのED機とし、足回りを5吋とした)金太郎をデビューさせた佐藤(透)さんも、外周線の5吋軌道を走らせながら、庭園鉄道の良さ見せてくれました。
12分の一は庭園鉄道にぴったり/佐藤(透)さん/ED500
石川さん家族は、父と孫がEB10を、息子がC57を運転。貴婦人が列車仕立ての美しさを見せながら、庭内を走ります。
キットに丁寧な追加工を施し、実機の雰囲気を楽しむ西本さんのC11も、バラストのある庭園鉄道の中で水を得たようなご機嫌な走りを見せていました。
持ち運びや取り回しの手軽さのある3.5吋機を改めて見直すとともに、個人レイアウトでの仲間の交流の素晴らしさを感じさせる運転会でした。
3.5吋の雄、ブリタニア①/町さん
3.5吋の雄、ブリタニア②/吉岡さん
親子3代で参加・石川(進)さん/EB10
親子3代で参加・石川(剛)さん/C57
親子3代で参加・石川(隼)さん/EB10
ご機嫌C11/西本さん
今回はコッベルで参加/大島さん
快走BR24/鶴見さん
2月末とは思えない暖かな陽気に恵まれ、八王子か蘇我運転会の一方にしか参加できないメンバーの交流もでき、素晴らしい運転会となりました。改めて、数少ない3.5吋機を楽しめる貴重なレイアウトがなくなることが残念です。