豆炭再利用 果たしてどうなることやら。
会員番号62-62
澤井 清信
弁慶号を始めて石炭で走らせようと思った時、当時は今の様に無煙炭は無く入手出来るのは専ら太平洋炭でした。諸先輩から異口同音に“太平洋はタールが多いから煙管が詰まる!!”との感想を伺っており、太平洋炭はダメだと完全な頭でっかちになっておりました。そこで色々調べたところ、豆炭の原料は無煙炭ということが判り、勇んで一袋購入!!(当時ホームセンターで練炭と一緒に販売していました。)豆炭は子どもの頃冬期の就寝時に“あんか”の燃料に用いたことが有りました。しかし、購入はしたもののミニSLを石炭で走行させた経験の無い者が上手く扱えるはずも無く物置の隅に放置される事となり、先日片付けを行った時に発見!!袋は破れ中身が露出し、触ると豆炭の形状が維持出来ずサラサラと粉末化する始末。燃えるゴミと一緒に廃棄しようと思ったのですが、ほぼ10kg有り捨てるのも面倒でどうしようかと思案していると、以前三宅様が“昔は石炭を割る時に出る破片をフノリで固めて利用した物だ。”と言っておられたことを思い出し、再利用を試してみました。
フノリというものを見たことが無いので、現在入手し易い洗濯のりを代用品として用いました。
材料
洗濯のり、豆炭の粉、水
洗濯のりを倍の水で解き、適当な量の豆炭の粉を入れる。
適当に混ぜて、子どもの頃遊んだ“泥団子”の材料位の硬さにする。
(水、豆炭粉を追加して調整。)
それを適当に分割して乾かして完成。
(全て適当ですみません。主観ですが、結果的に固形化出来れば良いのではと思っています。)
使用感
6月の法隆寺運転会でクラウスに使用してみた。着火はして赤熱はしますが炎は全く有りません。火の粉が出る事も有りませんでした。燃え残りも真っ白な粉状の灰が残るのみです。
石炭との混焼でクラウス走行できました。(1cm角の物)
大きな物は次回少し大きな機関車(コッペル)で使用してみたいと思います。
写真の上側が1cm角(製氷皿)下側適当な形状(ナマコ型)です。