2017年4月関東支部「八王子運転会」報告
満開の桜の大木の下で、密度の濃い交流が…
会員番号31-117
岸田 弘
4月の八王子運転会は4月8日(土)に開催されました。この運転会場は、4月は3本の大きな桜が一体となって見事に咲き誇る場所で、お花見運転会を期待していたのですが、都内は雨。「『午後から曇り』の予報/『関東支部運転会は雨で中止にならない』のジンクス」に期待して、雨の中自宅を出ました。中央道八王子IC出口付近から小降りになり、会場に着くと4人の同志が…。
見事な桜の下、密度の濃い運転会が
パラつく小雨の止むのを待って、枕木交換用のテントの中で談笑です。
6日前の蘇我運転会で、エアブレーキのテストをしていた大島さん。僅か5日間で「加納さんのアドバイスの空気圧を徐々に利かせるためのスピードコントローラの組み込み/模型的なエアバルブを汎用のエアバルブに交換/エアコンプレッサーとバッテリーの搭載」等の作業を、仕事の合間に済ませていました。それぞれの部品の調達や加工法に話が弾みます。雨が小止みになるのを待って、本線でのテストです。徐々に効くブレーキの感触、効き具合等好結果のようでした。電動コントローラとの協調等課題はありますが、手動ブレーキのリンクから解放され、エアホースの抜き差しで台車の着脱ができる等のメリットも見つかりました。
ブレーキバルブは汎用バルブに交換
スピードコントローラ(黄矢印)とコンプレッサー(桃矢印)を搭載
ホースの着脱だけで外せる台車とOSブレーキシリンダー
利き具合にほぼ満足
3年前から始めた枕木交換。本線のポイントとクロッシングが輻輳する区間の枕木交換が先週までに武田さん、石川さん、鶴見さんの尽力で終っていました。設置後手入れしていなかったポイントレバー等の調整もされ、安定感のある線路になっていました。ありがとうございました。この区間の土の流入を防ぐ土木工事が必要のようですが、今後の運転会時、みんなで進めたいと思います。
参加者が少なかったことを逆手に、久しぶりに参加した笛吹市の八田さん(コッペル)に「何か話題はありませんか」と声をかけると、「床下に給水温め器を新設/大型ヘッドライトの制作/蒸気管の断熱材巻き」等々、次々に…。
ポイント輻輳区間も枕木交換完了
整備の行き届いたコッペルで登り勾配を力行/八田さん
床下に給水温め器/八田さん(コッペル) (2)
みんなで車両を囲んで製作談に聞き入ります。例えばヘッドライト。「小型の電球式懐中電灯の反射板とレンズを使い、レンズ上部に筋を入れた/電球はLED/ケースは木材を旋盤加工した」と工夫の塊で、機関車に対してバランスの良い大型ライトができていました。
筋入りレンズの自作ヘッドライト/八田さん(コッペル)
10時40分頃から雨も止み、満開の桜の大木を愛でながら、一斉に運転開始です。
ドクターストップで自動車運転を自粛している鶴見さんは、ビデオカメラを持って電車とバスを乗り継いで参加。岸田の小田急10000型で、走行風景を撮影していました。「桜の咲く素晴らしいレイアウト/小田急10000型/最新の4Kビデオ」で、さぞかし素敵な映像が取れたと思います。
朝からの雨で参加者が少なかったのは残念ですが、少人数ならではの密度の濃い情報交流ができた楽しい運転会となりました。
今日はAB10風に/石川さん(EB10)
桜の下、新しい枕木の上を通過/岸田(小田急10000型)
4Kビデオカメラで撮影中/鶴見さん