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チビ登山第92座 鼻毛も凍る厳冬期北横岳

2019年02月05日 | 登山


『鼻毛が凍った~!!!』

2/2のあさ4じにおきてやつがたけのきたよこだけにいきました。山ちょうはふうそく20mで、かえるときに
はなげが氷になりました。
ふもとにもどってみたら、はなげはとけました。

あんしんしました。





厳冬期の八ヶ岳は空の透明感が高く、雪を冠した峰々と紺碧の空のコントラストはまるで砂糖菓子のよう。そんな八ヶ岳ブルーを求めて満を持して北横岳へ。しばらくこの鮮烈な青と白の世界の余韻に呆けて浸ってしまいそうです。
現実は-10℃(11時、北横ヒュッテの温度計は8~9を指していました)の気温のなか、山頂に出るや否や(そこまでは樹林帯なので風はなし)15m以上の強風が稜線を走り抜けているため、体感は更に寒く、-20℃くらいなんじゃないかと。人間の鼻毛は-15℃を下回ると、(個人差はありますが)結氷をはじめるそうなんです。

というわけで頂上にはあまり長いせず即去り(笑)、二年前も登っているし、まいっか。

昨日の山の天気はどこも麓の快晴とは裏腹に標高2000mより上は15m以上の強風が予想されるので、天気予報サイトの予想は軒並みCランク(雪風が激しく、登山は推奨されない)でしたが、北横岳の地形をよく考えてトライしたら強風のおかげで空の透明感が高かった。

朝5時前からずっと父子でバカ話、ハイキングをしながらふざけあって帰宅までの高速道路でも結局昼寝もせでバカ話。最後は話すネタが尽きてしまう、よい一日でした。



それでは、いつものように写真にレポートを添えて



5時前には横浜の自宅を出発していただろうか。諏訪南インターを出たのが7時半くらい。前々日に降った雪が、除雪されずに一部凍結。スタッドレスをはいているもののかなり滑る。特に上り坂では本当に気を使う。げんにスタックして立ち往生しているFF車が数台。あまりにもスリッピーだったので、これが続くのであれば八ヶ岳は断念し入笠山に目的地変更しようかと思ったほど。
ツルツルの街道もビーナスラインなどの街道筋にはいると除雪されていて、途中からは問題なく走れるようになりました。
除雪車のありがたみをあらためて感じた次第。


9時の始発のロープウェイに間に合いました。


ここに降り立つのは二年ぶり。今シーズン初のアイゼンにやや興奮気味です。


ブブゼラもって出撃です。このブブゼラは雪合戦用の雪球を遠くに放り投げられるタイプで、モンベルに売っていたもの。


冷静な一年生とテンション爆上げのオヤジ


まずはウォームアップ。今日はペース上げませんよ。


坪庭を出発。さっそく集団の牽引をしてます。


絶好の快晴。今日はみんなの天気によると暴風のため登山を推奨しないCランクの天気だったのですが、この時点では無風です。


展望台にて。見事な海老の尻尾ができていました。


縞枯山をバックに。


このカラーコーディネートがいいよね。
赤、緑、黄、オレンジ、青。
全部オヤジの好きな色。


雪の上の風紋。
チビ太に説明するの忘れてた。


今日の目的地、北横岳が見えました。


もう序盤からこの笑顔。小さな子にとってこの雪のシチュエーションは高揚しますよね。家を出るまでは警戒されていましたが。


フォトジェニックだな~


登山客が多かったので、一人だけの写真をとるタイミングがなかなかこない笑






他のハイカーのみなさんも写真を取るのに忙しすぎて抜きつ抜かれつ


スノーモンスターの巣くう森に入りました。コメツガの枝につもった雪をはらってあげています。


だんだん急斜面になってくると、前爪が発達していない10本爪の軽アイゼンでは登りに難儀するようになってきます。
でも12本アイゼンの靴のサイズは23cmからなのよ。


ツンツン


北横ヒュッテが近づいてきたのが、煙突の煙からわかります。


靴のサイズが23cmになったら12本爪アイゼンと、ピッケル買うかな。






結局北横ヒュッテでは休憩せずに、一気に山頂へ。


山頂が見えてきました。10本爪アイゼンでは難儀する急斜面をこえる。


ものすごーい爆風が吹いています!


寒いのでこの写真をとったらすぐバラクラバをかぶらせました


はい、ちびっ子忍者と海老の尻尾


北峰に移ります。さっさと山頂踏んで帰ろうぜ。


この稜線はトレランにはぴったり!






チビ太教授による八ヶ岳稜線講座です。








青と白が美しい。
まさに砂糖菓子。




あまりにも風が寒すぎて、山頂で飯を食べている人はいませんでした。






北横ヒュッテにはダイアモンドダストが舞っていました。氷点下10℃で食べるラーメンがむっちゃ美味しかったそうです。私は水をじかに触ったら凍傷になりかけました。


山小屋脇の温度計は-9度をさしていた


チビ太流下山の楽しみ方六か条
①走れるところはトレランする。




②すれ違いではタッチする。
今日はハイカーのみなさんが多く、すれ違い時暇なのでハイタッチを強要していました。笑


7歳にしてこのヤマヤの貫禄たるやw






③誰も歩いていない雪があったらガシガシ足跡をつける。




④穴があったらズボっと入る。




⑤ツララを見つけて、戦う。






⑥滑れるところはお尻すべりをする。
ゲレンデ脇をお尻ソリでくだります。



出発時刻/高度: 09:36 / 2222m
到着時刻/高度: 13:57 / 1756m
合計時間: 4時間21分
合計距離: 6.99km
最高点の標高: 2455m
最低点の標高: 1745m
累積標高(上り): 234m
累積標高(下り): 692m

歩くペース 0.7~0.8(速い)
山行 3時間4分
休憩 1時間4分
合計 4時間8分

S北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅09:39
09:49坪庭09:52
10:23三ツ岳分岐
10:31北横岳ヒュッテ
10:51北横岳(南峰)10:53
11:02北横岳11:08
11:13北横岳(南峰)
11:19北横岳ヒュッテ12:03
12:08三ツ岳分岐
12:26坪庭12:30
12:41北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅12:42
13:43坪庭・北横岳・縞枯山 登山道入口13:47
13:47北八ヶ岳ロープウエイ山麓駅G

珠玉の写真が豊作の一日でした。

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