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知恩院(京都市東山区)

2008年02月15日 20時42分23秒 | 旅先にて
知恩院は、京都市東山区にある浄土宗総本山の寺院です。本尊は法然上人像(本堂)および阿弥陀如来(阿弥陀堂)で、開基は法然です。

もともとは、浄土宗の宗祖・法然が後半生を過ごした場所に建てられた寺院で、現在のような大規模な伽藍が建立されたのは、江戸時代以降です。

    

国宝に指定されている三門です。日本の三大門の一つに数えられています。元和7(1621)年の建立の、五間三戸の二重門である。(「二重門」とは2階建てで、1階・2階の両方に軒の張りだしがあるものです。)高さ24メートルの堂々たる門で、東大寺南大門より大きく、寺院の三門としては日本最大のものと言われています。組物を密に並べるなど、細部の様式は禅宗様であり、禅寺の三門に似た形式となっています。

    

階段がとても良い雰囲気ですね。

    

本堂です。この建物も国宝に指定されています。寛永16(1639)年、徳川家光によって建立。宗祖法然の像を安置することから、御影堂とも呼ばれています。入母屋造本瓦葺き、間口44.8メートル、奥行34.5メートルの壮大な建築です。建築様式は外観は保守的な和様を基調としていますが、内部には唐様(禅宗様)の要素を取り入れています。正面軒下には名工・左甚五郎が魔除け(火災)に置いたと伝えられる傘が残されています。

            

霊塔です。塔は好きな建物です。綺麗ですよね。

    

阿弥陀堂です。本尊である阿弥陀如来坐像を安置する。明治時代の再建です。

    

鐘楼です。鐘楼に吊るされている鐘は、高さ3.3メートル、口径2.8メートル、重さ約70トンだそうです。京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として有名です。新年の除夜の鐘のシーンでは、時折映像が流れています。この大鐘は、寛永13(1636)年、に鋳造されたもので、重要文化財に指定されています。っで、この大鐘を支えている鐘楼は、この大鐘を支える鐘楼は延宝6(1678)年に建てられたものです。力強く堂々とした建物です。

    

宝仏殿の屋根ですが、雨垂れ部分には波形の瓦がかぶされています。やっぱ、本瓦だと雨漏りしちゃうんだね。

◆『知恩院』詳細データ
 住 所:京都府京都市東山区林下町400
 宗 派:浄土宗総本山
 本 尊:法然上人像(本堂)、阿弥陀如来(阿弥陀堂)
 創建年:承安5(1175)年
 開 基:法然





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