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聖通寺本堂【香川県宇多津町】

2018年03月20日 22時49分44秒 | 建物
 香川県綾歌郡宇多津町と坂出市にまたがる聖通寺山の南側斜面に位置する聖通寺は真言宗御室派の寺院です。開基は行基と伝えられ、室町期までは隆盛を誇っていましたが、室町中期からの戦乱によって多くの堂宇が焼失し衰亡していました。江戸期になり、水戸家より松平頼重が新たに高松藩主となった際に再興を願い出、新たに堂宇が建てられました。当時の建物としては頼重の寄進によって建てられた本堂が残っています。県内に現存してる頼重関連の建物は、この本堂だけなんではと思っていますが。。。


【聖通寺 本堂|2018年2月20日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】

 和様の建物で、部分的に禅宗様の要素が取り入れられています。宇多津町指定有形文化財となっています。多分、宇多津町に現存する最古の建造物だと思います。


【聖通寺 本堂|2018年2月20日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】


【聖通寺 本堂|2018年2月20日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】


【聖通寺 本堂|2018年2月20日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】


【聖通寺 本堂|2018年2月20日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】

 本尊は石仏の薬師如来です。本尊がおさめられている厨子も江戸初期のものだと思われます。厨子は禅宗様です。高松藩主より三つ葉葵の家紋を使用することが許されてたようです。それだけ水戸松平家の帰依が深かったようです。


【聖通寺 本堂 厨子|2018年3月2日|LUMIX DMC-GX7MK2|おさかな撮影】

 比較的規模の小さな建物ですが、なかなか見ごたえのあります。宇多津町に来られた際には足を運んでみてはいかがですか。


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