大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

アカショウビンも出た 大阪城 2021.9.7

2021年09月07日 | Weblog
 いよいよ秋の渡りも本格的になってきた。種により早い遅いは、年によって多少のずれはあるが、大阪城公園の秋の渡りは9月と10月が本番。

 一通りの観察を終え帰途に向かう途中、大将からのラインで、市民の森でアカショウビンが出たが今は行方不明とのこと。
 アカショウビンは、バーダー初心者には夢の鳥のひとつ。カワセミやサンコウチョウと同じように憧れる鳥。
 ただし、一生合えない超珍鳥ではない。大阪城公園でこれまで20羽ほどが観察されている。私が出合ったのは1回のみだが。

 もう一度との思いは強いが、今から駆け付けてもダメなのは分かっている。大阪城公園では同じ場所にとどまっていることはほとんどない。
 アカショウビンは、最初に出合った者の特権。出合った者勝ち!そんな鳥。

 昨日、運転免許の認知機能検査を受けてきた。一番心配だった「16枚のイラストを覚える」テスト。まだ結果は届いていないが多分大丈夫と思う。

 4人が一緒に受けたが、終わった時指導員が、この中の2人は再検査の結果になると言う。みんなドキ! でも私は自信があった。今でもそらんじる事が出来る。
「戦車、太鼓、目、ステレオ、トンボ、ウサギ、トマト、やかん、万年筆、飛行機、レモン、コート、ペンギン、ユリ、金づち、机」

 合格通知が来れば、次は高齢者講習を受講して、免許更新の手続きになる。この年齢になると更新のため3段階を踏まないといけない。
 今回は順調に終わってやれやれ。無事に終わった解放感に浸る。受けるまで不安だったが、奈良漬けの脳みそでもまだ使えそうだ。ありがたい。これもきっと 「鳥見」 のおかげ。

・エゾムシクイ 2羽 太陽の広場東の森
・キビタキ ♀型 沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場、飛騨の森
・サンコウチョウ 4羽 飛騨の森、沖縄復帰の森、修道館裏、西の丸庭園入口
・シジュウカラ 8羽 各所
・カルガモ 5羽 西外堀2、第二寝屋川3
・ヒドリガモ 1羽 西外堀
・メジロ 13羽 
・コサメビタキ 6羽 修道館裏、梅林南側上桜広場、沖縄復帰の森、一番やぐら、愛の森
・オオルリ ♂成鳥1・若2 飛騨の森、梅林南側上桜広場~元ヘリポート
・コルリ 4 ♂若2♀2 今期最多 飛騨の森、ユキヤナギ、キツネ。
・マガモ ♂3♀6 内堀
・エゾビタキ 2羽 修道館裏、西の丸庭園
・オオタカ 1羽 六番やぐら横
・キセキレイ 1羽 市民の森
・イソシギ 2羽 第二寝屋川を水面低く上流へ

※追信 その後アカショウビンは、大将ら3人が夕方に再び見つけたとのこと。友ちゃんの素敵な写真とともにラインが届いた。たいしたもんだ。素晴らしい。
 アリスイ1羽 梅林。

■■コサメビタキ(2000.10.8 修道館裏)
 地球の温暖化の影響で毎年気温が高くなっているそうだ。今秋も気温の高い日が続いた。10月になっても少し歩けば汗が噴き出して冷房が欲しくなるほど。
 コサメビタキは例年のように飛来して、愛らしい姿でフライングキャッチを披露してくれる。  修道館の裏を通りかかったとき、地面から飛び上がった鳥影がすぐ先の枝にとまった。コサメビタキだ。地面から飛び出したことから頭の中には全く予想していなかった鳥種でコサメビタキとは意外。
 数時間後に再び通りかかると柵にとまったコサメビタキがいる。枝から柵に飛び移ったり、地面に直接飛び降りたりしている。
 フライングキャッチ専門のコサメビタキが地面で採餌するのは珍しい。しばらく観察を続けていると、もう1羽同じような行動をする鳥がいる。キビタキの♀型だ。交互に飛び降りたり、並んで柵にとまったりしている。どうやら地表の木の根や短い草の辺りに餌になる虫がいるようだ。
 カメラをセットしても気にせず繰り返している。時には最短撮影距離内に入ってきて、撮影できずに見ているだけの事も起こる。久々のコサメビタキの絶好の撮影チャンスに少し興奮して汗がにじみだす。
コメント (4)
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ヨタカ や サンショウクイ など秋の渡り 2021.9.5

2021年09月05日 | Weblog
 快晴の青空。気温もやや秋の雰囲気。平日と違ってカメラマンも多い。秋の渡りの夏鳥たちも徐々に増えてくる。

 今朝もコルリは見られず。やはり今期は少ない。過去3年間の秋の渡りの最多観察日と数をみると、
2018年 9月2日 11羽
2019年 8月25日 5羽
2020年 8月30日 13羽

 今年は、1日最多は3羽。やはり少ない。コルリの大阪城公園通過。春の渡りは他の鳥より遅く到着して(遅刻)、秋の渡りは他の鳥より早く去る(早退) 「コルリは遅刻して早退するタイプ」 といつも言っている。

 多くの夏鳥は、これから本格的な渡りで観察されるが、早退タイプのコルリは9月上旬にはほぼ終わる。
 地味で真面目で、きりっと締まってる青と白の印象 「シベリアン・ブルー・ロビン」 言葉の響きに惚れてしまう。

 今日の大阪城公園の記録は次のとおり。渡りの9月らしく観察種が増えてきた。
・キビタキ ♂2♀型4 天守閣東側配水池、豊国神社裏、太陽の広場東の森、梅林南側上桜広場、本丸日本庭園池ほか
・センダイムシクイ 4羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池、市民の森
・オオルリ ♂若2♀2 音楽堂西側上、天守閣東側配水池、市民の森ほか
・エゾムシクイ 2羽 沖縄復帰の森、市民の森
・サンショウクイ 1羽 記念樹の森四辻の辻。亜種サンショウクイ。
・コムクドリ 5羽 愛の森
・ヤブサメ 1羽 飛騨の森
・サンコウチョウ 1羽 豊国神社裏
・コサメビタキ 3羽 豊国神社裏、修道館、市民の森
・ヨタカ 1羽 飛騨の森。数十人のカメラマンが集まって撮影
・コゲラ 3羽 天守閣東側配水池、太陽の広場東の森
・メジロ 10羽 各所
・エナガ 17羽 太陽の広場東の森、天守閣東側配水池ほか
・シジュウカラ 7羽 太陽の広場東の森ほか
・ヒドリガモ 1羽 西外堀 越夏個体
・イソヒヨドリ ♀1羽 一番やぐら
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・カワウ 3羽 第二寝屋川ほか

■■ヨタカ(1996.11.4 豊国神社裏)
 氷ノ山の林道の入り口で車中泊をした。鍋を用意して焼酎の湯割りを飲み始めると、頭の上を「キョキョキョ」と鳴きながらヨタカが飛び回る。大阪城公園以外で初めて見たヨタカだ。
 夜間に飛び回りながら昆虫などを捕食する。昼間は動かず休んでいるので見つけにくい。知らない人が見ると鳥と思うだろうか。しかし、動かないことが多いので一度見つけるとじっくり観察できる。
 豊国神社裏で休むヨタカの下で、たまたま休憩した夫婦がいる。その夫婦が歩き疲れて休もうと携帯の椅子を取り出して座り、ふと前の木を見上げるとコブのように膨らんで見えるものがヨタカだったという。
 探そうとしてもなかなか見つからないものがこんなに簡単に見つかる。
 この写真のヨタカがそれだ。夕刻まで観察していた人の話では街灯がつく頃になって飛び始めたそうだ。
 鳥見をやっていなければ一生ヨタカを見ることはなかっただろう。TVや図鑑などから知識としてヨタカは知っているが、本物に接する感動を知らないといけない。
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コルリ観察も・・・ 2021.9.1

2021年09月01日 | Weblog
 8月は雨が多かった。早くも9月。秋の渡りの本番の季節なのだが。

 なぜか少ないコルリ、今朝は飛騨の森のユキヤナギの所で♀2羽、十数人がカメラを構えていた。早朝には昨日に見られた♂の美しい成鳥がいたそうだが、♀2羽に追われてしまったとの話し。
 梅林南側上南東のうめ見坂辺りでも1羽が観察されたとの情報。ただしはっきり確認できず♀か♂若か分からなかったと。今期はコルリが少ない。

 内堀の上をチョウゲンボウが飛ぶ。カラスが1羽モビング。「キッ・キッ」 と鋭い声を出して本丸方向へ見えなくなる。
 やがて本丸上空をゆっくり円を描いて滑翔。そのまま上昇を続け見えなくなる。

 西外堀の越夏ヒドリガモ1羽変わらず。西側の石垣に上がって休んでいる。堀内に浮んでいるのではないため見つけにくく、石垣に沿って端からずーと双眼鏡で探して確認。

 センダイムシクイは太陽の広場東の森と愛の森で各1羽観察。
 エゾムシクイは市民の森で1羽観察。

 キビタキは♀型が音楽堂西側上の中央階段付近で、突然上から地面に落ちるように飛んできて、いきなりUターンして枝にとまる。ちょうど 「し」 の字のように。もう1羽、♀型が梅林南側上桜広場で観察されたよう。

 その他、シジュウカラ、ハシボソガラス、メジロ、カワウ、アオサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 またまた余談になるが、眞子さまが年内に結婚することが決まったとの報道。
 素直に 「おめでとう」 ロメオとジュリエットではないが所詮男と女。障害が多いほど二人の恋は燃え上がり強くなる。

 「バードウオッチング用語辞典」 を作っている。こう書くと詳しいようだが、実際はまったく正反対で知識ゼロ。
 特別に鳥の勉強をした訳でもなく、ベテランに付いて教えてもらうことも無かったので、私の鳥の知識は、ほぼすべて書籍から得ている。

 ところが鳥頭のせいですぐに忘れてしまう。んー?これは何だったか・・・前に読んだが、どの本か思い出せない。
 こんな事がよくあるので、その都度エクセルに書き込む。読み方―漢字―意味。

 五十音順に並べ変え簡単に検索できる。初めてから数十年になり項目も千件を超えている。今でも、知らない事を見つける都度追加している。

 こんな事を始めたのは、私が一眼レフを買って写真を始めた50年以上も前のこと。フォトアートと言う月刊誌が特集で 「写真・芸術・新語 総合辞典」 が発行された。
 これが素晴らしい本で、大いに活用して写真の勉強をした。最近は開く事も無くなったが捨てられず書棚に並んでいる。
 これが頭にあって、同じような野鳥の本があればと頭の隅で思い続けている。

■■コルリ(1994.5.7~8 記念樹の森北西ツツジの辻)
 植え込みの中から用心深く出てきた彼は、少し眩しそうに上を見上げてから落ち葉の下の何かを食べた。常に用心を忘れずに気を許さずに。
 私たちは彼の心を傷つけないように息を殺し、体をかたくして動かず、ファインダーの中の彼を注視してシャッターを切った。
 数秒あるいは数十秒の間、折れた小枝にとまり私たちを見つめ再び植え込みの中に姿を隠した。
 私は止めていた息をフッーと吐き出し、顔を向けると数メートル先に、同じように息を吐き出したM尾さんと目が合った。
 言葉を交わさなくても全てが通じる、そんな瞬間だった。M尾さんは近づいてきて、ビール飲もうかと静かな声で言った。
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