大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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12/16 オオバン83羽。大阪城公園の記録更新。

2015年12月16日 | Weblog
 朝7時になっても空が暗い。少し迷ったが準備もできた。着いた頃には明るくなっているだろうと家を出る。

 駐車場の車の屋根やウインドウに雨粒が見える。先ほどまで降っていたのか。手をかざしても濡れない。念のため帽子を脱いで歩くが濡れない。

 しかしなかなか明るくならず、大阪城公園に着いた頃には逆に暗くなって、公園の街灯も点灯。 夜の大阪城公園になっている。その上雨が降り出した。 完全に予報外れ。

 南外堀で突然チョウゲンボウが現れ、対岸の石垣の中ほどに。急いで双眼鏡を向けるがすぐに飛び立ち、一番やぐらの横を通って西へ飛んで行く。

 きっとそこに何か居たんだろう。それを捕えて飛び立った。双眼鏡で見ていないので想像だが。
 色合いは♂の成鳥のように見えた。

 豊国神社裏で知合いのご夫婦に会う。オオタカがとまっていると、指さす先を見れば、カラスに追われて飛び立ったオオタカの幼鳥。
 目で追うがそのまま見えなくなる。

 今日のタカは2羽とも、とまっている姿がじっくり見られず、飛んだ姿を目で追うだけ。
 ちょっと悔しいが、こんな日もある。

 カンムリカイツブリは西外堀で越冬中。
 西外堀のバンは見当たらず。

 西の丸庭園のニシオジロビタキは、山茶花の所に到着するとすでにとまっていた。
 花のところなら撮影しようと思ったが下枝。いつもの声で鳴いていたが、しばらくするとトイレ横の林へ。

 先日 泉北野鳥の会の機関誌 「つばくろ」 の129号(2015・11・28)が届いた。

 日本野鳥の会や鳥類保護連盟など、全国的なレベルで組織されている団体と違って、各地で野鳥や自然を対象とした活動を続けられているグループがある。
 それぞれ特徴を生かした活動を続けられていることを尊敬の思いでみている。

 今回の 「つばくろ」 連載されていた 「韓国の猛禽類図鑑 翻訳」 が最終回となった。
 寄稿されていた方にお会いしたこともないが、語学力を生かして猛禽だけでなく、日本で見られそうな他の鳥たちについても翻訳シリーズを続けてほしいと思う。

 日本野鳥の会滋賀の 「におのうみ」 NO43 12月1日号も届いた。今回の表紙はカラーで、アトリを捕獲し足につかんで飛ぶハイタカの飛翔。
 凄い迫力。写真にはないイラストならではの力強さかもしれない。

 本号の中に、この表紙の意味が 「フィールドガイド 日本の猛禽類」 という本を数人で発刊されている。

 「写真もイラストもデザインも構成も、もちろん執筆も、ほとんど全部著者がやってしまう、出版社ナシ、機関研究者ナシという 21世紀的家内制手工業の企画」

 面白い。早速申し込んだ。毎回1種のみで、今回で3冊目。
 1がミサゴ
 2がサシバ
 3がハイタカ

 猛禽類の図鑑には 「日本のワシタカ類」 文一総合出版 森岡照明ほか という名著がある。
 ただし、この図鑑は焼酎片手にという訳にはいかない。折に触れ開くことがあるが、メモとペンを用意してさぁと表紙を開く。
 本格的で専門的で気楽に読む本ではない。

 一方、このフィールドガイドは、見て楽しめるとあるようにイラストや写真が豊富で気軽。朝のトイレに持ち込んで座って読んでいる。そのせいか、腸も快調。そんな使い方にも合う?

 もちろん内容的にも大変役に立つ。先の図鑑とともに使い分けて活用するのがいいだろう。
 ちなみにこの図鑑はネットで 「フィールドガイド 日本の猛禽類」 で検索すると出てくる。お勧め。

 日本野鳥の会ひょうごの機関紙 「コウノトリ」 Vol.209 2015.12.1 では、元大阪城公園鳥だよりのスタッフであった、尾崎由紀さんの 「チームK2015秋 ~歩いて5分のパラダイス~」 の続編。

 前編も覚えている。自宅から歩いて5分の、昆陽池の野鳥たちの再発見に驚き、満ちた言葉。出合の感動が伝わってくる。

 各地の機関紙が届くたびに、編集者やスタッフの大変な努力が頭に浮かぶ。ミニコミ紙発行の経験から、継続することの難しさや大切さも分かっているつもり。スタッフの皆さんのご労苦が痛いほど分かる。

 毎回届く度に、今回はどんな内容がと弾む心で表紙を開いている。何も協力できないが、毎回楽しみにしている読者がここにもいる。

 キマユムシクイは見られず。と言っても時間をかけて探した訳ではない。通りすがりに少し慎重に目をやっただけ。もっと見られる場所や時間がはっきりしたらなぁ。

 オオバンは、とうとう記録更新。
 東外堀42羽。南外堀1羽。西外堀10羽。内堀3羽。北外堀27羽。合計83羽。すべての堀で観察。これまでの最多記録は、昨年の81羽だった。
 
 ここ数年、これまで観察されなかった各地でオオバンが見られている。あるいは数が増加している。どういう事なんだろう。

 城南地区でサクラが十数本花を開いている。詳しく知らないが 「ジュウガツザクラ 十月桜」 という品種らしい。

 ツグミは計98羽。特に西の丸庭園に多い。
 シロハラは、計9羽。

 オカヨシガモ 東外堀、南外堀、内堀、北外堀の計166羽。内北外堀は132羽と大変多い。
 ヨシガモ 南外堀、内堀、北外堀の計17羽。

 ヒドリガモ 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀の計153羽。本種は一時多かったが。
 カルガモ 人工川、西外堀、内堀の計24羽。

 ハシビロガモ 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀の計49羽。
 コガモ 南外堀26羽。♀を♂が取り囲んで 「ピリッ・ピリッ」 と鳴きながら求愛行動。堀にその声が響く。

 ホシハジロ すべての堀で計169羽。
 キンクロハジロ 南外堀、西外堀、内堀、北外堀の計68羽。

 相変わらずPCを開始するたびに、ウインドウズ10へアップグレード・・・が出てくる。使っている時もしばらくすると出てくる。そのたびに消しているが、いつまで続くのだろう。面倒。

●今日の素晴らしい鳥たち。
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、セグロカモメ、ユリカモメ、オオバン、ツグミ、ハクセキレイ、シロハラ、アオジ、チョウゲンボウ、カワラヒワ、カイツブリ、コサギ、カンムリカイツブリ、シジュウカラ、メジロ、オジロビタキ、シメ、オオタカ、ウグイス、カワウ、ジョウビタキ、キセキレイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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2 コメント

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Unknown (yuki)
2015-12-17 18:54:23
ご無沙汰しております(^_^)

チームKをご紹介いただき、ありがとうございます!
地元の良さを再発見しワクワクがとまらない幸せな毎日を過ごしています☆
元山さんの大阪城公園を想うお気持ちが今初めてわかった気がいたします…

元山さんのブログは大変アクセス数が多いので、
こちらでご紹介いただいたことで
チームKの活動もたくさんの方に知っていただける機会をいただけたと感謝です!!
返信する
おはようございます。 ()
2015-12-18 06:09:44
yuki さん

ご無沙汰しております。
時々「コウノトリ」で名前を目にします。懐かしく、お元気で活躍の様子に嬉しく感じています。
昆陽池は以前ほど行くことはなくなったのですが、記事を読んで、様子を思い浮かべています。
チームK 活動大賛成です。ぜひ記録を続けてください。そして発表してください。私も陰ながら応援しています。

急に寒くなりました。
お身体をご自愛ください。ますますのご活躍を祈念しております。
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