大阪放送劇団ブログ

稽古日記、活動報告などなど

端田ゼミ、一応終了…?

2009-02-27 00:03:30 | 日誌
本日、端田ゼミの「まとめ」の日。山本周五郎氏の「季節のない街」の4編・「街へゆく電車」、「半助と猫」、「枯れた木」、「とうちゃん」の中の、好きな2段落を朗読していくことになりました。(…本日、筆者は遅刻しまして……到着した時にはほとんどのヒトが読み終わってました)

団員が朗読している間、端田先生はそれを聞きながらレポート用紙に鉛筆をはしらせます…団員それぞれにたいしてのコメントです。全員が読み終わってから一人一人に指導していきます。

先生がお話になったことをまとめると…こんな感じです。

聞き手が語り手を気にしない朗読…これが目指すところの朗読だということ。つまり、「気にしない」ということは聞き手が作品のなかにはいりこんで情景を見ていられるから。そのような世界をつくるには、語り手の声、話し方、アクセントが適切であること。また、人物を描くときは、「読み手」が登場人物と同じ気持ちになること、そして「ふつう」の言葉でもその人物にとって大切な事は、「語り手」はきちんと表現すること。しかし「芝居」と「朗読」との区別は、はっきりさせること……簡単にまとめましたが、むずかしい

「正しい日本語で芝居をする」…ということをモットーとする当劇団。アクセントに関しては特に厳しく指導がなされます。でも、アクセントを細かくチェックされていくたびに思うことが、「きちんとした日本語って、美しい」ということ。時代とともに言葉は変化していくもの。「流行言葉」を「よくない!」として排除しようとするか、「流行言葉」と「古きよき日本語」を使い分けていくのかはヨコにおいといて、美しい日本語を忘れてはいけないなあ…とあらためて思いました。

で、山本周五郎氏の作品での勉強は今日で終わり。…でも、まだちょーっと時間に余裕があるので、あと3回くらい新しいテキストで勉強することになりました。先生のコメントから察するに、 次の作品は、人の心と心の重なりを丁寧に描いたもののようです。
ということで、ひきつづきがんばりましょう

西山ゼミ、一応終了

2009-02-24 23:31:34 | 日誌
西山ゼミ、今日で一応『チロルの秋』は終了です。…そうです、夏の公演にむけての準備をコツコツと始めていく時期となりました。
しかし、ゼミは最後まできっちりとやっていきます。

…そして、西山先生からのダメだしはおわることなく…というか、前回のダメが克服できたら、さらにあらたなダメがだされます。『さーんぽ進んで二歩さがる~♪』とはよくいったものです。こうして、各々が弱点とむきあい、くりかえしながらステップアップしていくのだなぁ…と思いながら、先輩方の芝居をお腹におとしこんでこなされていく様子を見ていました。
今回の課題で先生から特に要求されたことは、『人物をつくる』ことはもちろん、そのうえで男女の駆け引きを表現する…相手が本気でぶつかってくることによって、本能的に逃げたりかわしたりする様子、そうしてしまうことの気持ちの後ろに何があるのかをお腹で考える…『頭』じゃないんですよね、これが…ということだったように思います。そうすることで静かな芝居にめり張りがでてくる…。

多少の照れ臭さはあったものの、男女二人だけの芝居にかかわる機会がほとんどなかったので今回はとても勉強になりました。この駆け引きは『実地』で生かす…のはキビしーかもしれませんね

ちゃんと…

2009-02-23 23:34:02 | 日誌
…最近、ブログupがおろそかですが…ちゃんと活動してますので(^^;)…ご安心を(…何が?…なんて言わないでくださいね

さて、先週の西山ゼミ&端田ゼミの出来事をまとめてレポートしちゃいます(^^;)。

当劇団の田村さん(研究生を経て今は研修生です)に、ちょっとした変化が…。
もともと真面目で地道に取り組む田村さん。ゼミにもきちんと参加です。
…先輩方と組んでの西山ゼミの立ち稽古、端田ゼミの朗読では、多少の硬さが見られるのは仕方のないこと…でしたが、しかし、その彼女が動きだしました。
先々週の西山ゼミで、先生に「エリザ」を表現するするにあたって何が欠けているのか、きちんと表現するにはなにが必要なのか…質問をぶつけます。
それに対して、西山先生が(かなり要約してますが)「まずは気持ちをつくること。それによって声の質、話し方も変わるはず」と答えます。それを「じーっ」と
聞き入ってた田村さん、さっそく次の稽古から変わってきました。
西山ゼミでの「エリザ」に軽やかさが加わり、それだけでなく端田ゼミでの朗読でもいい方向に変わっていき、それは端田先生にもきちんと伝わっていました。
…その様子をみて、「やったねがんばれ」と思う反面、こちらもがんばらねば…という気持ちになります。

「マスコットボーイ」こと、平口さんいわく、「この課題はてごわい」と。ゼミだからこそ取り組めた課題が、次の公演に多少なりともいかせることができれば…と思っています。
というわけで、夏の公演にむけて、みなさんがんばっていきましょう

募集してます!!

2009-02-12 00:01:35 | 日誌
大阪放送劇団では、2009年度の研究生及び新劇団員を募集しています。

大阪放送劇団は昭和16年、NHK専属劇団としてスタート。以来NHKを始め、民放、映画、舞台、CM等各界で活躍し続けています。出身者にはTV・映画で大活躍の國村隼(研究所9期生)がいます。

今こそ正しく美しい日本語を習得し、殺伐とした世の中を照らす芸術の光の一つとなるべく演劇にかかわり、演じる楽しさを分かちあいませんか?

《2009年度研究生募集概要》

期間:2009年4月1日開講  6ヶ月間
回数:1回2時間
出願締切り:3月19日
費用:入学金=5万円
   受講料=12万円(6ヶ月)
   他=1万円
        *支払い例:受講料のみ2分割可(入学金・その他費用除く)
日時:水・金=18:30-20:30
   日=13:00-15:00

募集要項取り寄せ・ご質問については、お電話またはメールにてお問い合わせください。

電話:06-6886-4662(当方不在の場合、おりかえしお電話いたしますので、ご連絡先とメッセージを留守番電話にいれてください)
メールアドレス:osakahousougekidan@mail.goo.ne.jp

ここで、端田ゼミ開始前の真剣な(?)団員の写真をご紹介いたします