★JR八戸線・長苗代駅。 わたしの故郷は大阪市生野区である。 JR八戸線の話なのに、いきなり「大阪」を持ちだすのはヘンだが、感情の流れに即してキーボードを打っているので許してもらうことにして……。 その故郷・生野区のほぼ中央部を、南から北へと平野川(別称「生野運河」。これはわたしが勝手に命名)が流れている。 大和川分派点から第2寝屋川への合流点まで全長約17.4キロメートルだ。 大和川の支流には「佐保河の小石ふみ渡りぬばたまの 黒馬の来る夜は年にもあらぬか(大伴坂上郎女、万葉集)」の佐保川や、楠木正成の千早城脇を流れる千早川がある。 帰路、街灯だけが明るい運河沿いを、片方の手をズボンのポケットに入れて、フラフラと(左手をポケットに入れるのがクセ(*^_^*)。ポケットから手を出すと「フラフラ」が「テクテク」に変わる。大阪人の歩き方は「テクテク」と「フラフラ」の2種類しかありまへん……)歩いていると、流れに反射する街灯の光りが視野の端に入る。 その光りと水音が、半開きの自分の魂にゆっくりと侵入し、自分の一番深いイメージと溶け合って、どこまでもどこまでも流れていく。 音にならない声で、「精神の故郷は、ここ」「帰るところは、ここ」「ここが、原点や」と、つぶやくと、はずかしいけど、少し涙がこみあげてくる。 「夜の河は美しい虚像」と言った作家がいた。 『道頓堀川』の宮本輝だったかな? けど、生野運河は、もっとポジティブや。 魂の遠い深みから、今夜、この下町・生野区の底に至り、一本の運命のように黒々と流れていく……。(大阪の話、終わり) ここで話がやっとJR八戸線・長苗代駅界隈に戻る^^;。 豊かに実った稲穂と稲穂の間を貫く長苗代の水路を見つめていると、「精神の故郷は、ここ」「帰るところは、ここ」「ここが、原点や」という、音にならない声が聞こえ、涙ぐんでしまう。
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