ママは誰?

2008年11月21日 15時23分00秒 | B地点 おかか

 

「ママ~」
「あ~こらこら、危ないよ」
「だめだよ、落ちたらケガするだろ」

「ママ!」
「違うよ。私はママじゃないんだよっ!」

「マ、ママ……」
「ママ」

「違うってば。本当のママの所へお帰り」
「ママ~」

「何度言ったらわかるんだい。私はママじゃないよ」
「ママ~!」
「ママァ~~~ッ!!」
「ん~、しょうがないなあ……」
「え~い、もうヤケだ! ほ~ら、私がママだよ~」
ちゅっ
「マ、ママ~♪」
「やれやれ」

「ママ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ママいずこ

2008年11月21日 14時42分00秒 | B地点 その他

 

(あっ、昨日のあの子だ)
(うわあっ、危ないよ)
「おい、大丈夫かい。どこから来たの?」

「ごはん~」
「君は男の子? それとも女の子?」

「ごはん~」
「ちぇっ、聞いちゃいねえ」

「ごはん~」
「あっ、食べ終わったの?」

「ママ~」
「ええっ!? 僕はママじゃないよ!」

「ママ~」
「参ったなあ……」

「ママはどこ~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一夜明けて

2008年11月21日 14時35分00秒 | B地点 その他

 

昨日の仔猫は、おむさんやおかか先生と、仲良くなっていた。
現地では、猫ボランティアさんを始めとして、地域の人達が数名集まっており、給餌がなされ、そして、この仔猫についての話し合いが行われていた。
おむさんがタジタジとなる場面も(笑)。
これはひどいピンボケだが、いい画なので敢えて掲載する。
私がこれまで野良猫を観察してきた限りでは、新参者が仔猫であれば、集団から排除されることは余りない。若い世代を育てて「種」を保存していく、という本能的なものが根底にあるのかもしれない。(「種」ではなく「遺伝子」こそが保存されるべきものであるならば、この点はどう説明されるのだろう。)
まさにちょうどこの場所にキジトラ兄弟が捨てられた時のことを、私は思い出さずにはいられない。その時も、おむさんとおかか先生は、仔猫達を優しく見守っていたのであった。
この仔猫を見ていると、なんとしてでも生き抜こうという強い意志が感じられる。
中々いいスリーショットが撮れた。