あたたか こころ

 

	ささいな　ことで けんかを　したよ
	せんせい　とても きびしい　めつき
	いじけた　ぼくは ひとりで　ぽつん
	からだを　まるめ さむさを　しのぐ
	けれども　じつは こころが　さむい
	「もどって　おいで なかよく　しよう」
	せんせい　ぼくを むかえに　きたよ
	ぬくもる　からだ あたたか　こころ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまにあたまに

 

	たまに、頭に海苔が載ってるって言われることがある。
	じゃあ、更に、
	ふさふさの毛玉を載せてみたら、どうだろう。
	よくない？　あ、そう。
	それじゃあさ、この葉っぱを、
	海苔の模様に、重ねてみたら、どうかな？　ほら、形も大きさも、ぴったり。
	或いは……オデコの「前髪」の模様とつなげてみるとか？
	ほら！　斜めのラインが、ぴったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対岸で吼える

 

	対岸に猫。
	……かゆいらしい。
	男爵Bであろうか。だとすれば、既にここで、ちらっと登場している。
	吼えている。
	いや、ただのアクビだった。 以上、またしても、デジタルズームの荒い画で恐縮。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あがめよ

 

	おむさんは、しばしば毛布を独り占めしてしまう。
	そこで、おかか先生は一計を案じ、
	おむさんに見えないよう高い所に登り、作り声で語りかけた。
	「若者よ……」 「はっ！？　なんとなく神々しいお声！？」
	「わしの声が聞こえるか……」 「き、聞こえます、お姿は見えませんが」
	「わしは神の使いじゃ……わしをあがめよ……お前の師を敬え……温かい毛布に乗せてやれ……」
	「はは～ッ」
	ぬくぬく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大丈夫かなあ

 

	「……ん？」
	「あれっ、先生が咳き込んでる。吐きそうだ」
	「吐いた！」 ※このサムネイルをクリックすると、猫の吐物の写真がモザイクなしで大きく鮮明に表示されます。ご注意下さい。
	「先生、大丈夫かなあ」 ※このサムネイルをクリックすると、猫の吐物の写真がモザイクなしで大きく鮮明に表示されます。ご注意下さい。
	「固形物はないみたいだけど……」 ※このサムネイルをクリックすると、猫の吐物の写真がモザイクなしで大きく鮮明に表示されます。ご注意下さい。
	「……な、なあに、大丈夫さ」 ※このサムネイルをクリックすると、猫の吐物の写真がモザイクなしで大きく鮮明に表示されます。ご注意下さい。
	「どうってことはないよ。心配かけて済まんな」 ※このサムネイルをクリックすると、猫の吐物の写真がモザイクなしで大きく鮮明に表示されます。ご注意下さい。
	「体を大事にして下さいよ、先生……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱者の味方で剣の達人

 

	「困ったなあ」
	「うなじにひどい汚れが付いちゃったんだ。固まっちゃって、取れないんだよ」
	「なんとかしてあげるワン」 「あ、あなたは一体？」
	「これを使うんだワン」 シャキーン 「うわっ、何をするんです！？」
	バシュッ！ ……ぽとっ
	「わーい、きれいに取れた！　鮮やかなお手並みですね！」
	「あっ、これは……ぜ、Ｚのマーク！？」
	「ありがとう、怪傑ゾロ！」 「いや、ただの通りすがりの犬なんだワン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ写真 上の方に避難していたおかか先生

 

 

 

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