炯々

 

	「う～、寒くなってきましたね、先生」
	「そうだな、日が落ちると、急に寒くなるなあ」 「それに、すぐ暗くなりますよね」
	「うむ。ほら、もうこんなに暗くなったぞ」 「……あっ、あそこに、よっちゃんが来ましたよ」
	「ん？　あれか？」
	「うーん、そのようだが……？　よく見えないな」
	「おまかせ下さい。実は僕サイボーグなんです。ライト ON ！」 カチッ
	ピカーッ
	「おお、よく見える！　確かによっちゃんだ」
※8枚目は、5枚目と同じ原板から強引に画質補正したもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

移し身の術

 

	オムイ外伝　第三部　第二話 抜け忍オムイは、とある街道で行き倒れに遭遇したのだった。 「おやっ！　旅人が倒れている。ひどく苦しんでいるようだ」
	「おい旅の人、どうした？　大丈夫か？」
	「ううっ、お助け下さい、じ、持病の癪（しゃく）が」 「む、それはいかん……だがあんた、なぜ顔を隠してるんだ？」
	「ぐふふふふ！　旅人と見せかけて、実は刺客！　これぞ移し身の術！」
	「し、しまった、追忍か！」
	「……なんの、こちらも同じ術を！」
	「オムイと見せかけて、実は手！」 グサッ 「うぐッ！？　ぐふうーーッ！」
	「く、くそっ、無理がありすぎるぞオムイ……というより、その変な手袋は何なんだ……」 ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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