アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

豊平川 アシリチェップノミ

2006-09-19 08:07:38 | インポート

昨日は札幌豊平川西河川敷で行われたアシリチェップノミ(新しい鮭を迎える儀式)に行ってきました。<o:p></o:p>

あいにくの雨でしたが、江別教会の成田牧師(アイヌ民族委員会委員長)ご家族、厚別の安部牧師(センタースタッフ)ご家族、ディヴァン宣教師(台湾原住民族)とお友だち、そして、時々このブログを訪れてくださる佐藤さんとが集まりました。<o:p></o:p>

雨の中の儀式ははじめのわたしはどうなることかと心配でしたが、広場の真ん中に大きなテントを張って、その中での開催でした。他にもたくさんの方々が来られていたので、あちらこちらと動き回りながらの参加でした。<o:p></o:p>

 多くの人で儀式が見えない・・・<o:p></o:p>

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当日のパンフレットに以下の説明が掲載されていましたので紹介いたします。<o:p></o:p>

アシリチェップノミの第1回は、1982年9月15日敬老の日に、現在の会場より少し上流にある幌平橋の河川敷で行われました。<o:p></o:p>

当時は、鮭迎えの儀式を、札幌の中心部で行うことに反対する意見もありました。もともとアイヌ民族は、川筋にそってコタンを形成しており、本来ならば自然の残された川で厳かに行うべきという理由からです。<o:p></o:p>

 しかし、故結城庄司氏の「コンクリートジャングルのここ札幌にアイヌ民族が集結し、伝統行事を行うこと自体が、声高に叫ばなくとも鋭い刃物となる」との提唱に鼓舞されて、実行委員たちはあえて背後にビルの林立する河川敷を会場に選びました。また、市の中心部で儀式を行うことは、各地から訪れる同胞たちの交通の便や、宿泊施設を確保する上でも大変便利でした」(以下略)<o:p></o:p>

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今年も、全道の諸地域から多くのアイヌ民族の皆さんが集い、コンクリートジャングルのど真ん中でアイヌ語の祈りが響き渡り、厳かに儀式が行われました。

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今回は、事前準備の鮭漁のお手伝いにはいけませんでしたが、帰りに豊川エカシに「また、寄れ」と声をかけて頂いたので、贅沢にも「ペカンベ(菱の実)が食べたいんです」とお願いしました。すると「ペカンベなんか石狩にたっくさんある!」と。う・うれしい(涙)。<o:p></o:p>


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