おりおん日記

電車に揺られて、会社への往き帰りの読書日記 & ミーハー文楽鑑賞記

「嗤う闇」  乃南アサ

2009年11月01日 | な行の作家
「嗤う闇」 乃南アサ 新潮社 (09/10/31読了)

 刑事・音道貴子シリーズ。このシリーズ、ハイスピードでスラスラと読めてしまうのは、文章のうまさゆえでしょうか?

 結構、好き。1ストーリー60ページ程度の短篇の中に、事件あり、同僚との微妙な心理戦あり、決して愛想良しとは言えない音道のキャラも際立ち、上手いよなぁと思う。

でも、なぜか、今野敏や佐々木譲のように「圧倒的に大好き!」というほどの強い印象は無い。山の湧水のように、おいしいと意識する間もなく飲みきってしまう感じなのかもしれません。

ところで、読みながら「ドラマ化するなら、和久井映美だよなぁ、絶対」と思っていたら、「風の墓碑銘」(新潮社 09/03/08読了)を読んだ時にも、同じことを書いてました。



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