きまぐれエンジニアのブログ

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ビクターの今後は??

2006年12月28日 | 技術屋のひとりごと

○先週末に松下電器産業がビクターの株を手放し、傘下から出す検討をしているとのニュースが、新聞社のスクープネタとして出てきましたが、当事者同士は何も決まってないのでコメントすることはなにもないということで、その後、いつのまにやら話が消えていったような感じでして、メディアの馬鹿騒ぎには困ったものだなぁと思うわけですね。
こんなことをスクープネタとして喜ぶのであれ、現政権のやっている悪いことを徹底的に糾弾してくれればと思うのですが、お上を怒らせることはできないということで、庶民としてやってほしいことはしてくれませんね。昔はペンは剣よりも強しと言ったものですが、この言葉も死語なんですかね!?

○ビクターがいつ松下から独立するのだろうなんてのは、昔から言われている話でして、スクープネタでもないような気もしますが、メディアはM&A関連のニュースが大好きという証拠でしょうねぇ!?
そもそも松下はビクターだけでなく、電機関係の会社の株を慈善事業のように買い支えることをよくやっていたので、特になぜビクターが松下の傘下ということも経営戦略的な理由はないような気もします。
まあ、故松下幸之助氏が亡くなられてからそれなりの年数が経過していますので、松下もいよいよ慈善事業的に買い支えた株はいらない、自社が乗っ取られないように自社の時価総額アップに努めたいといったところかなという感じもします。

○ビクター、この会社も映像に関してはとてもよい技術を持っているので、巨額の赤字で苦しんでいるのが不思議なのですが、親会社の松下と違いマーケッティングがいまひとつうまくいかないということなのでしょうかねぇ??
液晶TVなんてのも、シャープよりもビクターを買った方が性能がよくてお買い得ではないかと個人的にも思っております。ブラウン管ですが今現在、私自身はビクターのTVを使っております。先立つものが手に入れば、ビクターの液晶TVに買い換えたいのですが、会社の業績が回復しても社員には還元されない世の中ですので、未だ実現せずの状態です(笑)。

○VHSのビデオシステムを開発したのもビクターなので、かなり高い技術は今でもあるとは思うのですが、液晶のパネルを自社で作れないとか、キーとなるパーツが自社で生産できないことがネックになっているのかなと思います。
それとも、VHSが普及してβマックスに勝ったのは松下が販売戦略で頑張ったからなので、このような強力な応援がないと営業がうまく行かない体質になってしまったのでしょうかね!?

○三洋電機もそうですが世界に誇れる良い技術を持っていても、経営戦略が世の中にうまくヒットしないとなかなか稼げないよのなかになってしまったのでしょうか??
一般ユーザーが単なるコマーシャルのイメージだけでなく、真に良い技術でできているものは何かということを理解して電化製品を買い求めていただければこのような会社も救われるかと思うのですが、まあ、なかなかそいうわけにはという世の中なんでしょうねぇ??
技術屋にとてはイメージだけでものの売れ行きが左右されるというのは、少々忍びない気持ちがします。

○頑張ってねビクターさん、応援しています!!



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2 コメント

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第二集団 (shioshio)
2007-01-17 23:39:09
ビクターも、三洋も確かに技術力はすごいと思います。
でも、なぜか最終製品を買うとなると・・・
となる自分がいます。
私にとってはソニーもそのひとつですが。
(ちなみに井深氏は私の出身高校の大先輩ですが)
最終製品が売れない⇒会社の利益が生み出せない⇒
コマーシャルを打てなくなる⇒イメージの低下・・・
という負のスパイラルを見ているようです。

車で言えばマツダとスバルがそんな感じでしょうか?
Unknown (きまぐれ)
2007-01-18 08:19:06
shioshioさんへ

ユーザーが支えてくれないことには、会社はつぶれるしかないので、なんとかユーザーの心に届くように訴えないとダメのですが、一度定着したイメージの払拭は極めて困難かと...

何か一つでも爆発的なヒット商品が出ればイメージが一新すると思うのですが。