土佐っぽ

四国は土佐国のもんが、日々の中で思いゆう事や、得手勝手な考えを書きよります。どうぞよろしく。

扶助(生活保護)者を攻撃する人たちの「モラル」の崩壊

2012年06月24日 10時37分18秒 | Weblog


生活保護を受ける人たちに多くの人が求めるのが「モラル」
税金で生活させてもらってるんだから、

感謝しろ。
ありがたく思え。
贅沢はするな。
我慢しろ。
常に下を見ろ。
俺らに土下座しろ。

などなど、
それを、彼らは、「モラル」だと言う。
しかし、実は、
それを言う人たちの「モラル」の崩壊の方がはるかに滑稽だ。

この国では
ほとんど社会主義的状況下で、
多くの人が、支え合った生活をおくっている。
それは、
会った事も、話した事もない、
そんな人たちによってになる。

社会保障が崩壊しつつあるというが、
しかし、それは、自民党政府からの官僚機構の中で、
いかにして、私利私欲を満足させるかに奔走してきた。
そこに、最大の原因がある。

それは、「御上」とありがたがる国民性からなのだが、

しかし、
少なくとも、
誰もが、周囲の人たちによって支えられ、
誰もが、周囲の人たちの生活を支えている。

その原則は、最大に尊重するべきだし、
これからも、どうしても続けていかないといけないものだ。

その中で、
生活扶助は、確かに、ある意味特化したものだろうが、

しかし、
誰でもが、所得が無くなる状況は想定できる。

親が民生委員をしていたとき、
本当に、扶助申請が難しくなったと言っていた。

確実に、生活に困窮し、
小さな子どももいる。
そんな中で、精一杯にパートなどで生活のやりくりをしても、
どうしても、経済的な困窮がある。
地方だと、公共の住宅も無い場合が多い。
そうなると、賃貸などで家賃など支払う。
そして、贅沢だと言われる車もないと、買い物、子どもの何か、、
などなど、困るのは目の前にある。

そんな中、
預貯金金額や、いろいろが、
足かせになる。
と、、、、

確かに、不正受給だと言われてもという人が存在するのはまちがいない。
しかし、その人たちにだけ注目して、
そのほかの困窮した人たちの「生きる権利」まで制限するのは、
到底許されるものではなく、
何よりも、
世界に誇れる日本国憲法の理念にも理想にも反する。

「セーフティーネット」を学校では教えなくなった。
それは、
勝敗だけが全てであり、
勝てば官軍で、
西の将軍様のように、
60%で、支配が許された。
何をしても、、いいんだという、愚かな誤解をしてしまう。

そういう教育を徹底してしたいという、、
そこが、もう20年以上も前から存在する。

そして、
社会に、どんどん格差の拡大と貧困の拡大がおこったとしても、
その根源である政治をどうしようとかとの発想よりは、
弱者を責めて攻撃することだけで満足する社会。

どうも、そこに、喜びを感じるしか無い、、
そんな、狂気に満ちた教育を徹底してきた。

その成果が、
強者としての目線。
勝者としての下劣なプライド。
健康な者としての言いようのない傲慢さ。
などなどになってしまった。

さて、
今回の、周囲の親族の所得が多い。
だから扶助は無理だという論理。
これは、
あまりにも、恐ろしい結果に繋がるだろう。

他人よりは、身内が世話をしろ。
という論理そのものが、
セーフティーネットを瓦解させかねない。

それは、「放置」を意味する。

突然の病気。
突然の事故。

生活の困窮。

その人の親族、家族環境、関係、、、
どういう状況下での一人暮らしか、
などなど、
多くの知り得ない状態の中で、
まずは、身内を探せ。
身内に、世話をさせろ。

という、、非常に短絡的結末を招きかねない。
いや、
実際には、そこに行き着くだろう。

それは、社会を、「身内」に限定しかねない、、、そういう恐ろしさがある。

社会のセーフティーネット
これは、最終的には地球規模で考えないと、
どうしようもない問題なのだが、

どうも、どんどん縮小化しようとしている。
そこに、、

強者や勝者と自負する人たちの、「モラル」の崩壊を見る。
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6月23日(土)のつぶやき

2012年06月24日 01時17分15秒 | Weblog
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