農家民宿 月水荘の日記

限界集落で、世界中からのお客さまをおもてなしする農家民宿の日々

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ぬか床に対する当事者意識を持ったら健康診断がオールAになった話

2020-10-21 16:42:51 | てづくり
ぬか床から、人間が産まれることがある。
わけはないけれど、梨木香歩の小説「沼地のある森を抜けて」はもしかしてそういうこともあるかもしれない、という不思議なリアリティとともに、宇宙のミクロとマクロまで繋がっていく壮大な名作です。
個人的にはどうしてこれがノーベル文学賞取らないんだろう?と不思議に思う。
先月来てくださったお客様と梨木香歩の話になり、久しぶりに読み返したくなった。

さて、我が家にもたぶん何億も菌がひしめく小宇宙・ぬか床が冷蔵庫にじっとしています。
野菜をつけこんだり、たまに混ぜたり、季節ごとに大豆や香味野菜や昆布を足したり。そんなメンテナンスは今まで、私がやっていたわけです。
夫は、たまに私が「ぬか床混ぜてよ」と命じると、「え~手が冷たくなっちゃう~」とか言って渋ったりして、全然自分の業務外だというアティチュードだったのですよ。
その彼が、何かの拍子に「ぬか床に溜まった水分がもったいない」と考えたらしく、突然それをしぼって自分の味噌汁に混ぜ込むという行動に出た(今まで溜まった水分はキッチンペーパーで吸ったり、乾物を入れて吸わせたりしていた)。
それが数日続いたある日。
「なんか俺、めっちゃ体調いいんだけど」
と言い出した。
「きっとぬか汁のおかげだ」と。
まあ考えてみれば、ぬか漬けにはヨーグルトの10倍の乳酸菌が含まれているというので、その水分にもかなり善玉菌は多いだろうし、腸にはいいに違いない。腸内細菌が免疫力を担っているので、体調がよくなっても不思議ではない。

夫は自分が思いついたぬか汁健康法を、「みんなもやればいいのに」と家庭内で布教しだした。
知らない間に私のお味噌汁に勝手にぬか汁が絞り入れられ、味が変わって嫌だった。
ぬか汁健康法の教祖として、断然ぬか床に対して当事者意識がわいてきたようで、混ぜたりといった日々のお手入れや、焼いた鮭のカマを入れるなどのスペシャルケアも自発的にやるようになった。

その結果。
今年の健康診断が、ほぼオールAだったのである。
「わーい、俺の成果を見てくれ」と、志望大学のA判定を取ったようにはしゃいで帰ってきた。昨年、仕事のストレスのため悪化していた白血球の数値や胃カメラの結果も、すこぶる良好。

良かった良かったと寿ぐ私。

ところが。
その翌日から、ぬか床と夫との関りが途絶えた。
夕食時、いつもなら味噌汁をよそったときに「ぬか汁入れよ~」と冷蔵庫を開けるのに、ノータッチ。
不審に思って「あれ、ぬか汁やらないの?」と聞くと、
「もう健康診断が終わったからいいや」。
なんだその短期的な物の考え方は!一夜漬けで試験勉強する高校生か!

代わりに私が、ぬか汁を料理に利用するようになった。
和え物やサラダのドレッシングに混ぜると、ほのかな発酵味と塩気が加わって味に深みが出るし、確かに体調もすっきりとするような気がする。

うちにお泊りになった際はぜひ、ぬか汁を利用した食事の効果を体感してみてください。


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私の夫はヒョンビン

2020-08-05 15:59:53 | 結婚/男と女
絶対こういう男の人と結婚しよう、と決意したのは高校生の時だった。
何かの雑誌で、当時『リング』等が大ヒットしていた小説家の鈴木光司のインタビューを読んだのだ。
小説家なのに、柔道のコーチか何かにしか見えない。筋トレを欠かさないらしくムキムキで日焼けしていて、大変失礼ながらイケメンの対極にあるような顔。
それなのに、「かっこいい…!!結婚したい!」と思わせた彼の言葉を20年ぶりに思い出した。
『愛の不時着』を観たからだ。

産後三ヶ月で、授乳中で、母乳を出すプロラクチンの分泌が盛んなせいで性欲もなく、男性をかっこいいと感じるスイッチが完全にオフ、恋愛モードから最も遠い場所に不時着したような今の私。恋愛ドラマなんて見れる状態じゃなかった。キスシーンを見ると気持ち悪くなったし、何なら男の登場人物を見るだけで拒絶感をおぼえ、許容できたのはどの映画にも油断すると出てくるリリー・フランキーくらいだった。

それなのに、流行ってるからどんなもんかちょっと見てみよう、と軽い気持ちで見始めた『愛の不時着』のヒョンビンにときめいた。
「現代の女性が求める理想の男性像として、限りなく正解に近い」というようなことを、作家の鈴木涼美が書いていたけれど、その通りすぎる。人の好みは千差万別だから、恋愛ドラマに出てくる相手役の男性に主人公と同じように恋させることって、ものすごく難易度が高いと思う。恋愛モノの八割くらいは、「こんな男のどこがいいんだ」と主人公に共感できずに終わる。
その意味では、世界中の女性が恋できる最大公約数的なキャラクター、リ・ジョンヒョクを生みだした脚本家の能力と、演じるヒョンビンの化学反応は奇跡的だった。

最終話まで見終わって、ハマった他の女性達と同じくヒョンビンロスに陥るんじゃないかと思った。
が、そんなことはなかった。なぜなら、夫がいるから。
うちの夫はだいたいヒョンビンと似たようなものだから。

イ夫はケメンでも長身でも御曹司でもピアノの天才でも戦闘能力高いわけでもない。でも、そういうスペックを取り払ったところにあるリ・ジョンヒョクの、コアな魅力の部分が、だいたい似ているのだ。
守り助けてくれる、というところ。正確に言えば、「自分が持っている素質や能力やエネルギーを最大限に使って、窮地に陥ったときにいつも助けてくれる。献身的にケアを与えてくれる」。

日本で普通に生きていると、北朝鮮で地雷を踏みそうになったり、軍人にピストルを向けられたり、自社の駐車場で警備員になりすました悪党に追いかけられることもない。だけど、母親をやっていると家庭内の窮地は毎日のようにある。
入院レベルのつわりで三ヶ月寝込んだり、5歳の息子が消火器を噴射したり、夕食の時間が迫ってもご飯を炊く気力すらないくらい疲れ切ったり、赤ちゃんのうんちが盛大におむつから漏れてベビーベットがうんちまみれになったり、とにかく「助けてくれ-」と思うようなことがたくさんある。
そこでさっと現れて助けてくれる人物は、紛れもなくヒーローだと思う。ヒーロー イズ 夫。夫が現れると、ああもう大丈夫だ、助けてくれる、と安堵する。

夜中に赤ちゃんが泣き、ゾンビのようにふらふらと起き上がろうとする私より素早く動き、赤ちゃんのおむつを替えてあやし、授乳中は私をねぎらって肩をずっと揉んでてくれる。
朝ごはんを作って息子に食べさせ、赤ちゃんと寝ている私を布団ごと日が当たらない部屋に運んで、枕元にカットした果物を持ってきてくれる。
私がつわりで三ヶ月間廃人だった時、仕事も忙しいのに家事育児をワンオペでこなした上私の世話をしてくれて、申し訳ないと思わせないように朗らかにふるまってくれていた。

そんな時、私はリ・ジョンヒョクが助けに現れた時のユンセリと同じくらい感動した。


男は「俺が守る」とか言いがちだ。
かどうかは知らないが、少なくとも結婚式で何度か聞いたことがある。だけど新郎の皆さんは「守る」の意味をよくわかっていないと思う。
「いつか妻が暴漢や熊に襲われたら、身を挺して守ろう。俺の力はその時のためにセーブしてある。料理とかおむつ替えとか地味でつまらない仕事はヒーローとして力を温存している俺がやるべきことじゃない。」
そんなふうに思ってるんじゃないか?という男が多すぎる。

全然違うのに。
毎日、地味でつまらない、でも大変で大切な家事育児のあれこれを取りこぼさずやること。それを毎日積み重ねること。
それが妻を「守る」ということなのに。
子供が二歳になるまでの離婚が一番多いという。それは、いつか妻が北朝鮮の保安官に攻撃されるのを救うチャンスを待っているだけの夫のせいかもしれない。

ヒーローになるチャンスは家庭の中にある。
命を育てて生活を作る家庭は、K1のリングよりアマゾンの株主総会より大切な場所だから。

孫悟空なんかと結婚したくない。あんな家庭を顧みずに外でケンカばっかりして、うっかり地球を壊したりする人、ヒーローじゃない。
そういえば昔、友達と「ドラゴンボールの実写版のキャスト」を考えたけど孫悟空の役ができる日本人は思いつかない、韓流俳優がいいんじゃないかという結論になった。「フリーザの役は中井貴一がいい」という私の意見は多くの賛同を得られた。
脱線おわり。

ムキムキで柔道のコーチみたいな鈴木光司は、インタビューでこう言っていたのだ。
「家族を守るために体力が必要だから、体を鍛えている。どれだけ仕事で疲れ切ってても、「風呂掃除俺がやるよ」「おむつ替えるよ」と言える体力が必要。それが本当の男らしさだ」(20年前の記憶なのでやや曖昧)
顔は対極かもしれないけど、彼もヒョンビンだ。

うちの夫も、イケメンで長身で御曹司でピアノの天才で射撃の名手でないことを除けば、完全にヒョンビンだ。
私は美人でも上場企業の経営者でも財閥令嬢でもないけど、ユンセリと同じくらいラッキーだと思う。





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1リットルの血がもったいなかった出産

2020-06-30 15:33:29 | 育児
本当に、びっくりする。
2回目だけど、やっぱり驚く。
喉が切れるくらい絶叫して、普段は敬語で話している助産師さんに対して「水!」「無理!」と単語を投げつけるだけの無礼な態度しか取れないくらい、そもそも会話なんかとてもできないくらい苦しんでのたうち回り、下半身の骨を金属バットで思い切り砕かれているような痛みにいっそ気を失いたいと思い、でも気絶もできず、全身の筋肉が悲鳴を上げる中、最後の力を振り絞っていきむ。
大量に出血し、もう無理だ、と思ったところでやっと、やっと一人の人間をこの世に生みだすことに成功する。
大量にかいた汗がひいていき、寒気で震えが止まらなくなる。でもやっと終わった、やっと…。成し遂げた。もう何の力も残っていない。
どう考えてもここでエンディングテーマが流れるとしか思えない。

なのに、これが終わりではなくて始まりだということに心底、びっくりする。
車に轢かれて全治二ヶ月みたいなこの状態で、人間を一人育てるというハードな仕事が待ったなしに始まるということが、ドッキリかと思うくらいびっくりする。

というわけでこの春、第二子の娘が生まれた。
陣痛が始まったのは夜中だった。出産予定の助産院までは、一時間かかる。夫が運転する車が山道をいくと、鹿が、イノシシが、タヌキが次々と前を横切っていった。
「なんで止まるの!早く!痛い痛い~」
ブレーキを踏んだ夫に文句を言うと、
「だってウサギさんが…」
ヘッドライトの中に、道の真ん中で立ち往生しているウサギがいた。なぜかまったく動いてくれない。ウサギに阻止されているうちに、どんどん陣痛が進んでいった。
助産院に着いて、助産師さんと夫に両脇を抱えられながら中に入った時には、あと30分くらいできっと出てくるような気になっていた。だって2回目だし。病院に着いて30分で生まれたって、去年第二子を出産した友達が言ってたし。もうこんなに痛いし。
一人目の時は、人類の想像をはるかに越える痛みに「騙された!妊娠出産とかやめときゃよかった!子供欲しいっていう友達にはやめとけって言おう!『出産はおすすめしません』てチラシ作ってポスティングしよう」と強く思ったけど、今回はもっとマシなんじゃないかな。二回目だし。そんな根拠のない期待を抱いていた。

助産師さんにわがままを聞いてもらい、入院予定の普通のお部屋でそのまま出産することになっていた。とりあえず私はベッドに入り、夫と息子は部屋の隅で寝袋にくるまって待機する。

ほどなくして、急に殴られたような痛みに襲われた。それから約5時間、私は絶叫し続けた。
全然痛いわ!誰や、二回目はマシやって言った奴!誰も言ってないわ、自分で勝手に思ってただけや!
叫びながら、力任せに夫の腰をつかむと「肉が痛い」と夫が声を上げた。5年前の息子の出産の時は、服しか掴めなかったのに、この五年で腰回りに肉がついたせいだ。自己責任だ。
こんな絶叫の中、一緒に立ち会った息子は熟睡している。夜中の3時とかだから仕方ないとはいえ、よくこの状況で寝れるな…。
何でまたこれやろうと思ったんだ、やっぱやめときゃよかった…と思いかけたけど今回はそんなに強く思わなかったのは、痛み自体は前回とそんなに変わらないけど、想像の範囲内で済んでいるのと、陣痛と陣痛の合間にちゃんと力を抜くことを覚えたおかげだった。
前回は、パニックになりすぎて陣痛の合間も全く休めなかったから。

窓の外がすっかり明るくなった午前7時すぎ。
ずるりと、頭の大きな女の子が私から分化した。おにぎりせんべいにそっくりな顔だった。
汗がひいていくにつれ、寒さで震えが止まらなくなった。歯がガチガチする。にわかに、助産師さんたちが慌ただしくなった。
どうやら、一リットルほど大量に出血してしまったらしい。どうりで寒気がするはずだ。
急遽、提携している総合病院に搬送され、一晩入院となった。早く助産院に戻って赤ちゃんに会いたかったので、「いつ戻れますかね?」と何度も看護師さんに確認し、元気だと印象づけるためBBクリームとチークをぬって顔色を良くしてみたりした。

「もったいない~。くそ~やめときゃよかった」
翌日、夫の運転する車に乗って助産院に戻る道中私は非常に悔しがっていた。緊急入院の費用が出産一時金の適用外で、6万円弱実費でかかったからだ。
「あんなに出血なんてするんじゃなかった」
「仕方ないやん、自力でコントロールなんてできんやろ」
夫が至極当然のつっこみをする。
「いや、こんなにかかると分かってたら気合いで止めたのに。これから母乳で血液を使うのに、あんなに出しちゃって血もお金ももったいない」
だけど、助産院に着いて娘を抱き上げたとたんに、マグマのように多幸感が強烈に流れ出してきて、ええやん、こんなに丸々とした子が無事に生まれてきたんだから6万円くらい何なん?安いもんやん、激安やん!血だっていくらでも出すわ、これからまたじゃんじゃん作ったらええわ。という気持ちになった。

子供を産んで育てることは、びっくりすることの連続で、そのうちそれにも慣れてびっくりしなくなって、でもまた新しいことに驚かされる。一人目と違うことは、これから起こるであろうたくさんのびっくりが、恐れじゃなく楽しみだと思えることだ。







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草があれば生きていける

2019-04-15 13:37:37 | てづくり
生きて息しているだけで幸せな、4月ですね。
このあいだお客さんを駅まで送ってから、「酒を片手に海辺で読書」という贅沢を実現するべく、さびれた海水浴場の近くにある自称コンビニ(コンビニと書いてあるが、田舎によくあるよろずや的な小さい商店)に歩いて向かっていたときのこと。
光に満ちた世界のすべてがごきげんに笑っているように見えて、海は絶え間なくきらきらしていて、ああほんまに幸せやな~とにやにやしていると、自称コンビニの出入り口にハイボールのポスターが!
「ああ、しあわせ」という文字の下に、私と同じように(錯覚)微笑んでいる、井川遥が!

「なあなあ、今日井川遥が私と同じこと考えてた!めっちゃ嬉しい!」
と夫に報告すると、
「そんなこと本人が思っているわけないだろう。撮影で言わされているだけだ」
と言われた。


ところで、春は野草の季節です。
冬野菜の収穫が終わり、次の植え付けに入る端境期でもあり、あまり野菜がない時期。
この時期には、野草が貴重なビタミン源になる。

和ハーブ検定一級の私から言わせてもらう。
野菜は一日350グラム摂らなきゃいけないなんて言う栄養学は、野草を完璧に無視している!
野草に含まれるビタミン類は、栽培された野菜の平均3倍。さらに、ぬくぬくと世話をされている野菜に比べ(ごめんね、野菜さんたちをディスってるわけじゃないよ)、どんな過酷な環境でも生き抜く彼らの生命力はすごい。抗酸化作用も大いにあり、フィトケミカルも豊富。
従って、野菜よりはるかに少ない量で事足りる。
これを食べない手はないだろう。


家の裏に生えているユキノシタは天ぷらにすると肉厚で美味しい。
柿の若葉も、天ぷらにするとまるでフルーツみたいな甘酸っぱさがあって美味しい。
のびるは、刻んで軽く炒めるか茹でて、ごま油と塩昆布で和える。
あっという間に背丈以上に伸びるイタドリ(この地域ではゴンパチ)は、皮を剥いてあく抜きの下処理が大変だけど、独特の歯ごたえが大好きなので、後々の大変さを顧みずついつい採りすぎてしまう。
ハコベは私にすると少々土臭く、料理するのはあまり気が進まないけれどお茶にすると母乳の出を良くしてくれたり、歯周病の薬にもなる。

4歳の息子も野草採りが大好きで、知らぬ間にのびるをたくさん収穫してストックしておいてくれていたり、イタドリの下処理をしていると「手伝おうか」とスッと隣に座って一緒にやってくれたりと、非常に頼もしい。


京都でシェアアパートに住んでいたころの友達で、「3月の一か月、一回も買い物をせずに鴨川で採取した野草だけで生き延びた」という強者がいたけれど、不可能な話ではない。
私も、沖縄のやんばるの奥地にある養蜂家のご夫婦のお家でwwoofをやっていて炊事を任されていた時は、最寄りの最寄りのスーパーまで車で一時間という僻地だったためしょっちゅう食材に困った。
その結果、家の周りに生えていた野草を工夫して料理するようになった。
そこで得た真理は、
どんな草でも天ぷらにするとそれなりに美味しい
ということだった。

しあわせな四月。
散歩をしながら、「あれも食べられる、これも食べられる」と目を光らせていると、
「今すぐ地震が来て物資がストップしても、うちは生き延びられるな…フフフ」と、井川遥と悪代官を混ぜたようなほほえみが浮かぶのだった。








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フラフープ解禁

2018-07-25 16:15:16 | 日記
仕事中にyoutubeでかける音楽はもっぱら90年代のJ-POPリストで、なぜなら青春時代の背景に流れていて音楽というのは問答無用でテンションが上がるからなんだけど、このあいだTRFの「EZ DO DANCE」のPVの若かりしころのYUKIが可愛すぎて、仕事を中断して見入ってしまった。

白いチューブトップでお腹全出し。白いホットパンツで足全出し。白いスニーカー。
スタイルが完璧な人しかできない格好だ。私が同じ格好で映る映像を残せと言われたら、一億円もらっても断るだろう。

去年の秋ごろから、「ママ、おなか大きくなったねえ」と息子に無邪気に言われるほど太ってきた。
30代半ばになると代謝が落ちて太りやすくなるって本当なんだ、、、!と衝撃を受けつつ、このままではいけない!と思ってフラフープを買った。
さっそく狭い和室の中で回していたら、息子に謎の猛反発を受けた。

「ママ、フラフープここで回さないで!」
「え?なんでよ。…まあいいや、わかった。移動すればいいんでしょ」
隣の部屋に言って改めて回していると、息子がついてきて
「ママ、ここでフラフープ回さないで!」
「移動したじゃん!なんでママにフラフープやらせてくれないの!痩せさせてよ!」

理不尽な言いがかりにやや喧嘩腰になりながら、息子を振り切ってフラフープを続けていると、
「フラフープまわさないで~。うわあ~。」
息子が泣きながら崩れ落ちた。

なんでだよ!

そんな息子からの妨害を受けたことを言い訳にして、しばらくサボっていたフラフープを再開した。
数か月のインターバルを置いたせいか、今度は息子も反対しなかった。

今日もフラフープを回す私の横を、安全のためヘルメットを装着した息子が通過していく。
(ヘルメットは、乗って運転できるおもちゃのショベルカーに付属していたもの)。


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