オーガニック コンシェルジュ・ボイス

オーガニックをおしゃれに楽しもう。

超有名デザイナー キャサリン ハムネットのeco & Fashion トークイベント

2008-09-06 12:40:06 | コンシェルジュのこと
Katharine Hamnettってデザイナー、ご存知ですか?
(ご存知ですよね・・・)
私はなかなかご縁がなくてお洋服も小物も持っていないのですが、
マドンナや皇室系の顧客を持つ
世界的に有名なイギリスのデザイナーです。



そのキャサリンのエコファッショントークショーがありました。
彼女は洋服を作りながらデザインだけでなく
素材の追求に没頭し、コットン・綿花の栽培地(西アフリカのマリ)を訪れます。
そこで衝撃的な光景を目に・・・
綿花の花を摘むのは小さな子どもたち。
雇用者を雇うとお金がかかるので子どもを働かせているのです。
人売買が行われ一人38ポンド。

通常綿花栽培は、綿花を摘み取る前に葉や茎の液が白い綿花に
付着しないように猛毒の農薬(戦争のときに開発された枯葉剤など)を
散布し強制的に枯らせるのですが、その農薬の影響で
バタバタと労働者が死んでいくというケースが
世界の綿花栽培地で問題になっています。

なんと1年間に農薬の害による死者が2万人。
また20万人は農薬を買った借金苦が理由で
自殺しているそうです。


そこで彼女はその現実を重く受け止め上記のような
活動を行い、コットン以外にも環境をはじめ社会的に
問題があるような素材は排除するようになりました。


ミステリーハンターでありオーガニックコンシェルジュのリカちゃんと。


今回のキャサリンのトークで特に印象的だったこと、3つ。

*国や政治のはすぐに変えられなくても
消費者からの圧力で業界は変えられる!
(例えば、自分の好きなブランド宛に手紙を書く)
「私はあなたのブランドが好きで愛用していますが
倫理的に正しくない商品をこのまま作り続けるのなら
もう決して再び購入することはないでしょう」みたいな感じの。

児童労働やフェアでない取引を悪いことだと
わかっていながら容認しているようなブランドは
指示したくないという意思表示をする。
イギリスでは実際に多くの人がこの活動に賛同し
消費者の約30%は倫理的でない商品
(環境、人権、貧困などに悪影響を起こしているもの)
は購入しないんだそう。

私たちにもできる!!!


*キャサリンの勇気ある活動や決断はどこから?
という質問に対して
「悪い人として生きていくのは簡単。
まともに正しいことを選んでいくことを
生き方としているだけ」という答え。

自分の名前を張ってブランドを背負っている人が
これを実現できているのはスゴイ!

*「CHOOSE LIFE」の意味。
メッセージTシャツの仕掛け人でもある彼女が
最初に作ったデザインのメッセージ。
仏教の哲学からきているそうだが
「どう生きるかはあなた次第」

うん。いろんなことに言えるかも。

トークショーの後、
リカちゃんと、エコ女子会でお馴染みの
エコファッションのプロ?!さくまっちとランチしながら
「キャサリンは超有名人でお金持ちでバックアップしてくれる人たちが
いるからこんな活動ができるんだろうか」とか
「日本でこれくらいの行動力と影響力を持つ人が
果してどこの業界にも存在するだろうか?」
その候補は誰だろうみたいなことを熱く語った。

もし、石原裕次郎さんや美空ひばりさんみたいな
国民的カリスマ性(この表現合ってるか疑問だけど)が
今でも生きてて、同じような活動してくれたら
私たち生活者だけでなく、いまだにファンだったりする
同世代の政治家たちも心動かされて
賛同してくれたりしないのかな。
勝手な妄想は膨らみます。


あなただったら
世界に向けてのメッセージをひとことTシャツに!と
言われたら。どんな言葉にします?


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