ブイヨンの美学

バイト中にブイヨン（所謂コンソメ）を2日かけて作った。
学校でも一度実習で作ったけれど
その時は授業中のたかが3時間内で終わらせるから
”こんなもんかー”って思ってたけれど
しっかり作ると違うね（苦笑）

1日目は、
鶏がらの内蔵類を洗い
野菜類と一緒に5～6時間煮込みつつ灰汁取りしてこす
2日目は、
卵白と挽肉を合わせた物を加えて
2～4時間煮込んでこして
再度求める濃度まで煮詰めていく。。。

ブクブクの灰汁が浮いていたり
濁っていた色が透き通る黄金色へと変化していく。
ゆっくり
ゆっくり1滴も無駄にせず
鍋淵に付いた焦げ目みたいのは刷毛でそぎ落とし
丁寧に灰汁をすくい
視線の先に見えるスープ

シェフはボソッと言った。
「このスープの中に美学を求めて…」
…びっ美学ですか？！
鍋の中に浪漫を感じる…ように、私もなるのかな？