「美しい乳⻭に保ってあげることは、美しい永久⻭を持つことに繋がります。親から子への、将来の⼤きなプレゼントなんです」と話す倉治先生。乳歯は歯を守るエナメル質や象牙質が大人の歯よりも薄くて弱いため、虫歯になりやすいそう。赤ちゃんの歯を守るために知っておきたい知識とは…?歯面清掃用ハンドピース
●乳歯ケアは「乳歯が生える前から」&家族のケアも必須!
乳歯ケアを始めるのに最適な時期はなんと「乳歯が生える前」とのこと。というのも口の中に虫歯の原因菌であるミュータンス菌を感染させない・増やさないためだ。ホワイトニング機器
「生まれた時、赤ちゃんの口の中にミュータンス菌はいないんです。実はミュータンス菌はだ液を介して感染します。例えばスプーンやおしゃぶり、ペットボトルの回し飲みでも感染してしまうのです。食べ物を噛み砕いてあげたり、口移しであげないようにしてください」(倉治先生)
また、大人から子へ感染するケースが多いため、「大人を含めて家族揃ってケアが必要」と強調して伝えていた。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響する!
とはいえ、乳歯はいずれ生え変わるもの。永久歯でなければケアをしなくても大丈夫と油断をしてしまいがちだが、倉治先生は「乳児の虫歯は永久歯にも影響を及ぼします」と語る。
「乳歯に虫歯ができると、痛みによって噛みづらくなり、よく噛んで食べなくなります。よく噛まないことにより顎の骨が育たず、顎や顔面の成長、脳の成長にまで影響を及ぼします。また、虫歯によって早期に乳歯が抜けてしまうと永久歯が生えてくる際の支え棒がなくなってしまうため、歯並びが悪くなる可能性もあります」(倉治先生)