ベランダ蘭

灼熱と強風のベランダで健気に育つランの観察

シンビジウム ワダエ (Cymbidium wadae 'Tokyo City' self)

2018-06-03 | シンビジウム
Cymbidium wadae 'Tokyo City' self です。
が、まだ未開花なので、もし花を期待して訪問して下さった方がいたらすみません。
2017年2月の東京ドーム世界らん展にて、アルファオーキッドから購入(太陽園芸で実生?)



プラの万年青鉢にバーク植えで、乾きを抑えるためにミズゴケを表面にかぶせています。
(軽いので倒れないように、重石がわりの素焼き鉢にはめている)
入手時の写真(おおよそ同縮尺)と比べると、1年と少しで結構大きくなりました。新葉が7枚出て古葉が3枚落ちた計算。



ミズゴケの下では、太くみずみずしい根が伸びています。



待望の仔芽も出てきました。



この種類は、国立科学博物館の遊川博士によって2002年に新種記載されたものです。
近縁種のCym. eburneumと混在していた中から、洋ラン栽培家の和田氏がその特殊性に気付いたのが発見のきっかけだったそうです。

基本的に複茎性の成長をするCymbidium属の中にあって、このwadaeは単茎性であるというのが大きな特徴です。
wadaeだけではなく、同じEburnea節のeburneummastersiiも同じ傾向ですが。)
蘭展で初めて見た開花株の展示は、衝撃的でした。
また他のCymbidiumと比べると葉丈が短く詰まっており、整然とした葉姿だけでも観賞できる良さがあります。
今後さらに葉の枚数を増やして、開花させたいです。あと1~2年くらい?


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2 コメント

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Unknown (アマゾン杉)
2018-06-05 11:58:55
ええ感じに成長してますね(笑)
私もかなり興味があるんですが
実生がかなり出回りはじめているので
焦らずこれは(笑)とゆう出会いがあった時に購入しようかと できれば山木が欲しいです。
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Unknown (NJ)
2018-06-05 22:27:20
山木は憧れですねー。
しかしうちの過酷な環境では、常に枯れる心配と隣り合わせなので、実生で少しでも丈夫な個体の方が安全かなと思っているヘタレです。
これはという出会い、もうすぐあると良いですね。
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