ベランダ蘭

灼熱と強風のベランダで健気に育つランの観察

2018/08/24 (金): 台風20号、いろいろ

2018-08-24 | 雑記
前日8/23のベランダの日中最高34℃、夜間最低26℃
台風20号による雨は朝の間だけ。しかし強風域が広いので、空が晴れた後も風が強い状態が続いている。



クスクスラン Bulbophyllum affine の現状です。



リードバルブが鉢の縁に潜りこんで腐ってがっかりでしたが、新しい芽が動き始めています。



シコウラン Bulbophyllum macraei の花芽がまた伸びている。
こっちはすっかり「咲き癖」がついてしまったようだが、もっとバルブの数が増えてほしい。



ナゴラン素心 Phalaenopsis japonica fma. alba の現状。
新葉が2枚出て、下葉が1枚落ちようとしています。新根もあちこちから出てきました。
今春にまだ小さいサイズで開花させたためか、初夏に出た葉が小さくなって焦りましたが、次の葉で持ち直してきています。



富貴蘭 Vanda falcata の 豊明殿(ほうめいでん)。



前回から今までの2.5ヶ月間に、2枚弱も葉が増えている!?
普通のフウランは、年間(実質は半年の成長期間)で2枚の葉が出る程度なので、かなり早いペースと言って良いでしょう。



天葉が白く中透け状に抜ける曙斑の品種ですが、今の時期は天葉も緑色で地味に見えます。
夏季に葉緑体形成が回復するタイプの温度感受性変異だと推測されます。
Ficus pumila の白覆輪と似ているということでしょうか。



仔芽を全て除去してきたからか、ついにこんな上部から仔芽が出てきました。
(とても咲きにくい品種なので、花芽ではないはず)
これも除去してとにかく親株に養分を集中させようか、一つくらい残してみようか、迷い中。



フウラン Vanda falcata の無銘の散り斑品種。
蘭麝のヤフオク出品を落札購入。
「大江丸縞 x 鈴虫」という交配だそうで(目的がよく分からん)、両親品種とは何も関係ない並葉の散り斑芸です。
極小株でしたが、少しずつ葉幅が広くなってきました。といっても葉幅 3 mm が 6 mm になった程度ですが。

以前は、台風前にほとんど全ての鉢を室内に入れたものでしたが、
今回は、特に倒れやすい2鉢だけ(Den. wardianumDen. nobile 'Sakura')取り込んで、他は全てベランダに出したままにしてみました。
ほとんど問題なさそうです。
やや倒れやすいシンビやデンドロも、壁際に配置を変えることで、かなりの強風にも耐えることがわかりました。

でも、台風は一つごとに進路も強度も違うので、今回大丈夫だからと言って次回も手抜きは禁物。
今回の成功例は参考程度にしておきましょう。

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台風20号は15時に温帯低気圧に変化。



https://earth.nullschool.net/jp/ のスクリーンショット(2018/8/24 16:00 時点)
日本海にある台風19号と「元」台風20号が気流を取り合って、中間点に無風地帯ができているようで面白い(緑の小さな○印)。

このサイトは眺めていて楽しいのだけど、どうやって描画しているのか原理は知らない。
大まかには気圧と気温の分布から空気の流れをシミュレーションして、実際の風の観測データで補正しているのだろうか?


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