今朝の神戸新聞に市立図書館移転先の記事が出ていた。
「市立図書館移転先 文化会館駐車場の南側 市教委決定」とある
今回の発表は、「市の教育委員会が決定した』と言うことを注目
市は決定した!と言うことを強調したいのだと思う。
しかし、活性化構想(案)には、
「なお新築は、平成27年度のオープンを前提に、施設内容については、今後、市民などの意見を聴きながら、調査研究、検討のうえ決定されたい」とある。
こちらは「決定されたい」であり、あくまでも案である。移転場所についての説明はあったのかもしれないが、活性化検討委員会で決定されたものではない。
ましてこの活性化委員会の策定は、スケジュールによると、4月5月のパブリックコメントを経て、6月に策定されることになっている。
ということは、新築の場所まで活性化委員会で「十分な協議」をしたわけではないということである。活性化委員会では、そこまで求められているわけではなく、事務局案を覆してよくココまでの結論に導いてくださったと敬意を表する。
新築に関しては、ハコモノどうするだけでなく、新築に当たっての基本構想など十分な論議が必要である。歴史の杜に引っ張られない、きちんとした構想のもとにおこなわれなければならないと思う。それはいわば図書館を作るうえでの常識であり、多額の税金を投入して、数十年の使用をかんがえてのことだから当然のことである。
よくささやかれる、選挙のため、議員の人気取りであっては絶対にいけない。(これは他の自治体の例なので念のため)
教育委員会の無謀な案に翻弄されて、建設的な活性化案がなかなか論議されずに、ご苦労もあったと思う。
しかし、活性化委員会は、新築の方向性を出しただけで、新築の場所を決定したわけではないのである。
なぜこのタイミングで、「決定!』を出さなければならないのか
これは、あくまでも教育委員会の決定である。
市民の意見を反映した決定ではない
記事にしてくださった神戸新聞社さんありがとう
市の発表に惑わされないようにしましょうね
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