もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

市民派ネット 今年の抱負その1

2010-01-06 | Weblog
昨年暮れに、会派を出て新しい一人会派市民派ネットをつくったので、今まで取り組んできた、図書館や、市民活動、子育て支援、などと共に、具体的な提案のできるよう、テーマを決めて取り組んでいきたいと思っています。

今年のテーマは、「高齢期をどう生きるか」です。一言に高齢期といっても、人生の4分の1もあるくらい、長いスパンで考えなければなりません。そこで、前期と後期にわけて考えます。前期は元気なアクティブシニアの生き方と、後期は介護が必要になったときのサポートのありかたです。
さらに、アクティブなシニアの世代は、その親の世代の介護に直面します。できるだけ、本人の希望に添えるような、多様なサポートを用意することが大事だと思っています。そのことを、個人の選択と、や行政の力で、公的なサポートを充実させ選択肢をひろげること、財政的な基盤のバランスを考えることが、政治ということなのでしょう。
 
 そんな意味で私のゆるやかな仕事はじめは、神戸伊川谷にある100年コミュニティを作る会の「ゆいま~る伊川谷」に見学に行ってきました。
伊川谷駅前にあるこの施設は「適合高齢者専用賃貸住宅」見守りサポートのついた高齢者マンションとその複合施設です。訪問看護ステーションや小規模多機能施設、食事が取れるTANNPOPO食堂、交流談話室、ホールなどが、あります。
 友人がそこの入居者で、実際に住んでいるお部屋にも案内され、食堂での、昼食もいただいてきました。
 住み慣れた家で最期を迎えたい人もあれば、今までの家や荷物を整理して、安心して最期を迎えられるよう、新しいコミュニティをつくろうという人もあり,ここは後者のタイプ。セキュリティや、安全のための装置、バリアフリーなどが整備され、また駅が目の前という立地のよさで、どちらかといえば都市型老後の過ごし方モデルです。
 単身で、あるいはご夫婦での入居もあり、自由度が高く、最期まで安心して暮らせるということが一番のメリットです。
 しかし、入居時に家賃のまとめ払いという形で、1300万~3400万という負担、月額単身で55000円という管理費の支払いが可能という人に限定されるということになり、さらに介護保険のサービスを受ければその費用は別額になります。

 入居の方たちはみなエレベーターや廊下ですれ違っても挨拶され、食堂でも同じテーブルを囲みと、普通のマンションにはない温かみが感じられました。
 
 三木市にはこのようなタイプの施設はありませんが、今後長い目で見ると、こうした都市型高齢者の場も必要となってくるかもしれません。
 また、既存のマンションや公営住宅と、介護サービスの施設や医療機関を、コーディネートしていくことも可能かもしれません。
 そんなわけで、一生すみ続けられる三木を考えるための「初夢その1」となりました。


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