名門女子高の同級生、私と、和子と、ミツル。
そして、私の妹ユリコ、この４人の生き様が語られているのだが、
これがまた、凄まじく、ある意味恐ろしい。。。
彼女らは、投げやりのようにも見えるのだが、
心の内では、言い知れない葛藤があり、苦しみも伝わってくる。
しかし、悪意にも満ち、なんともいえないグロテスクさを感じる。
何が、彼女らをそうさせてしまったのか。。。
読みすすめていくうちに、どんどん痛みを感じた。
でも。。。負のパワーとでも言うのだろうか。。。
何かずしりと、胸に迫るこの感じは。。。
いったい何なんだろう。。。
アクセス
自分も女だからこそ、怖いような。女だからこそその強さに惹かれるような。
桐野さんの作品は、ほんとうに、心に、どーんとぶつかってくる感じですよね。
なんとなく、自分の心の奥に眠ってる感情を呼び起こされるような。。。
そんな気がする時があります。
たまに読みたくなる作家さんですね。