百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

不思議な余韻が残る本

2008年10月28日 | 読書

夏光
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2007-0
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少年の顔半分をおおう、真っ黒な痣。
村人たちは、それをスアメリの祟りだと噂するが、
痣に埋もれた左目には、不思議なものが見える力があった。

↑ 表題作をはじめ6篇の作品からなるこの本は、
それぞれ、目、口、耳、歯。。。など、顔のパーツが関係していて、
ホラーっぽい部分もあるけれど、不思議な余韻が残ります。

「夏光」のラストには、
はっ!?とする想像もしなかった驚きの結末が。。。!
ぜひ、この衝撃を味わっていただきたいと思います。

他にも、
何もかもに優れた妹に嫉妬する姉が、
妹に呪いをかけた後に、妹の心のうちを知り愕然とする話や、

友人の家で手作りの料理を食べたのだが、
その中身は、実は。。。。!!

などなど、ぞっとしたり、ジーンとしたり、
いろいろ楽しめる、素晴らしい本だと思います。おすすめ!

私の満足度 ★★★★★

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