邂逅

ぼんやりと姿が浮かぶ。
その瞳と髪と表情が。
好きなやつがいる。もうだいぶ会っていない。
惚れたやつはいつだって遠くにいってしまう。

僕を真摯に慕うまな弟子にいつしかかけがえのない想いを抱くようになった。
とっくの昔からずいぶん考えて悩んでいたのだろう。私は気付かないふりをしていたのだから。

とかく会いたい気持ちが強くなる。相手も今も同じ気持ちでいるのだろうか。
それともまた諦めてしまうのだろうか。

恋愛王子様

僕ははっきり公言攻めキャラ体質。
性格は温厚で堅実だけど、何事も自分の意思でまっすぐ決して諦めず果敢にチャレンジするアグレッシブさが持ち味だ。
丁寧な言葉遣いと温厚な性質は育つ上で培われ染み付いたもの。
先天的な攻撃センスは天性のものだ。
恋愛でよく勘違いされるのが穏やかだからといって受け身キャラじゃないっつーこと。
リードなんて安易にしないでほしいし決めつけんなよ。
馬鹿らしい付き合いきれんわ。
いつだって真に真っ向勝負してきた人間に対して失礼だ。私に平伏すべきだ。

自分らしくいられる人と一緒にいたい。
だから上手にピーアールしていこうかな。

瞳の恋

遠く離れたから会えなくなると知ったからその想いが私に届いた。
まっすぐで誠実な気持ちが私の胸を打った。

大切で特別だと想い始めていた。
離れる時の痛みが本当の気持ち教えてくれた。
大好きだ。
痛みがわかる優しい気持ち。
離れなければわからなかった。
あの痛みは私そのものだった。
楽観的な渦の中でひとりだけが心から思ってくれた。
本当に好きでいてくれたならずっと共にしたいのならば私は貴方を愛したい。

その愛おしさに泣きそうになる。
大事で繊細で思慮深い。

私を認めた上で好いてくれている。
私は会いたくて仕方なくて同じ気持ちで一緒にいたい。
声が聞けたこと嬉しかった。
会って話して一緒にいたい。大事な人だから共に。

クール白薔薇

僕を惹きつけるようななにかを持っていないと好きにならない。
可愛いだけじゃ理由にならない。遊んでるやつなんていくらでもいるから流されてただ受動になってるやつらばかりだから。
やられてるやつには興味ない。
だったらそんなのオールリセットだ。
だっから自分を高めまくって自分主体でいきたい。
主体的に自分らしく生きて半端な覚悟で好きになるなよ。

初恋

まるで初恋のような恋。
純粋な気持ちに触れて高鳴っている。
確信がないまま惹かれることに、傾くことを恐ろしいと思いながら。

誠の愛

私は真心こめた大切な恋愛がしたいんだ。
浮ついた表面だけの熱は私には乱暴すぎる。
いたづらに自分を擦り減らすだけ。
好きだと言われてもただ異性としての魅力だけで決め付けられて支配しようとするのが本当に嫌だ。
乱暴だ。そんなの。

私は相手を大切にしてこの人に出会えて本当によかったと思える恋愛がしたい。感謝できて思い出にしたい優しい恋愛がいい。
なにも奪われないし苦しまない恋愛。

私自身を奪おうとする。
容姿と雰囲気だけで好きになられる。
それがどれだけ私を傷つけるか、自分を責めるのか知っているの？？
強引に気持ちを押し付けて私に触れないで。

私の欲しいものをなにひとつくれないで奪うのやめて。



大切にしたいから自分の気持ちを抑えているところがある。大事にしたいから押せない自分がいる。
好きになる恐さを知っているから変わりたくない私がいるから迷っている。
だけど会いたい、笑顔に会いたい。嬉しい。
早く会って声が聞きたい。私はやっぱり君が好き。
いじらしくて行儀のよい子猫のような彼が。

大地に咲く花

いつからだろう。
私の気持ちが動かされたのは。
その移行はゆっくりと自然に大きな大地の降り積もる地層か一部を溶けて瓦解する氷山を思わせる。
完全に決定するのでなしに慎重にていねいに試みているのに、私は好きという気持ちをゆっくり助長しているかのようだ。
そして私は今のこの気持ちがどこにあってどのようなものでどこに向かってゆくのかを自身でわからない状態にある。知りたい。
繊細で大事な想いがたくさん詰まっていて、未来の予想がつかないのだ。
そのようなことは初めてで、こんなに暖かく慕われることも初めてで戸惑うけれど、とても嬉しい。

立場とか過去とか気にすることは山ほどある。
だけど、それはとりあえず先送りだ。
大事なのは私の気持ち。
どうしたいのかを素直に感じていたい。
なににもとらわれない自身の感情や想いを感じたい。

本命の彼女

自分の本命になる人はきっとまだまだ出会うには遠い気がする。
自分が本気で惚れる男は自分本位ではなく心根が朗らかで素直でよく考え機転が聞き、他者を尊重できる人。
私を失望させたり苛立たせることが少ない人。
穏やかで一緒にいると元気になれる人。


自分本位で自信家で押し付けがましい男にうんざりしている。
絶対タイプでないやつばかりにモテたって仕方ない。世間ではリーダータイプは目立つだろうが知ったことではない。本当に強い人は当たり前のことを当たり前にできる人。努力し続けることができる人。
我が儘を可愛いと許せた時代は終わった。
また会いたくなるような愛らしさと尊敬できる向上心を持った人に添いたい。

忍ぶ恋

雨がひとしきり降る季節は雨音で遮るように恋心も停滞する。
好きな男はまた冷淡になって、夢中の頃に比べ冷ややかで。
だから危険な恋の深みにまた入り込もうとしてる。想うだけでよいのにまた軽率に行動してしまう。戻れなくなったらまた相手を傷つけるのに。

相手にされないことや反応がないことに過剰に感じてすぐ当て付けのようなことをしてしまう。
もっと気楽にいこう。

満開の桜のように

次に縁がある人は親身に支えてくれる母性がある人がいい。安心するような信頼のおける優しい笑顔と確かな実力があってほしい。
その支えに相応しい以上の人に私はなりたい。

支える必要のない程度の人間が、馴れ合いで甘えてるやつらが我慢ならない。
だから私は支えがいのある気概を持った力強く確かな実力を兼ね備えた人に成長したい。
危なくなった時にそっとそばで後押ししてほしい。

ひとりで戦ってきてずっと支えてきてもうこれはあかんと。
いつまで勝ち続けるのかと。この勝つ喜びを分け合うに相応しいパートナーを確定させよう。
ひきつけている幾人かを全部手放してもいいほどの本物がほしい。