さよなら、大好きな人（完結編）

私たちの二年四ヶ月は終わった。

もう、ごめんねって言葉じゃ片付けられない。
未来につながる糸を切ったのは私の手だ。

あなたはいつもまっすぐ私を愛してくれたね。

付き合って、一度も、私を責めたり否定しなかったね。

私を一生の女だと言ってくれたね。

私はこの二年、確かに幸せだった。

初めて愛される安らぎを知った。
抱きしめられるぬくもりに触れた。

どれもあなたとじゃなきゃ出会えなかった日々だよ。

私の心変わりを待つといってくれた、あなたの気持ちが痛い。

離れてわかった。あなたは私の一部だった。

朝起きても、もう隣でよだれをたらし寝てるあなたを見ることはもうない。

これが私の選んだ道だ。

私にあなたを思って泣く権利はない。

この痛みは私への罰だ。私には苦しむ義務がある。

ずっとあなたのことは大好きのままだと思う。

この気持ちは変わらない。

それだけはどうか忘れないで。

さよなら、私の愛した人。
さよなら、幸せの糸。
さよなら、私の二年間。
さよなら、さよなら。

＊これをもって、色恋沙汰（二股編）を終えたいと思います。
読んでくれた方、本当にありがとうございました。

今の気持ちを伝える日（続編９）

昨日は彼氏にさよならを言う日だった。

夜、彼氏が来た。
私は家の中では話せないと思って、車でコンビニに連れて行ってもらい、
その帰りに駐車場で別れを告げた。
というよりも、今の正直な気持ちを伝えた。

殴られると思った。
振られると思ってた。

でも、実際は逆だった。
『もう一緒にはいれないよ』
そう私が告げると彼は、

がたがたを震えだした。
涙いっぱいためた目で何度も私を説得した。
『すべてなかったことにするから、戻ってきてくれ』
『死んでも別れない』
『今、おかしくなってるだけだから、考え直して』
『＊＊は一生の女だから、絶対に渡さない』
『そいつに絶対＊＊は幸せにできない』
『今までのこと、思い出してよ・・・』

それでも私は、
気持ちが傾いてる状態で彼氏の元へは戻れない。
浮気相手への気持ちを今は消すことができない。
頭では、だめだと思ってるけど、気持ちが言うことを利かない。
そう正直に告げた。

納得してくれなかった。
それが苦しい反面、嬉しかった。
私はこんな苦しい思いを彼氏にさせるために、今まで
付き合ってきたのだろうか・・・
あんなに大切にしようって誓ったのに・・・
２人の未来があんなに輝いて見えたのに・・・
幸せってこういうことなんだとあなたがいたから知れたのに・・・

ここにきて、また揺れだした。わたしのきもち。
２人共、私の心を捕らえてて、でもどちらか一方を選ばなくちゃいけない現実。

どうしたらいいんだろう。
どうしたいんだろう。

ただ、一つはっきりしたことがあった。
彼氏に対する思いは愛だ。
浮気相手に対する気持ちは恋だってこと。
愛を選ぶべきだと思う。
誰が聞いてもそうすべきだと言うと思う。
なのに、それがどうしてこんなにむずかしいんだろう。できないんだろう。
会いたい気持ちが止まらない。

つづく。

さよならを言う日（続編８）

今日、さよならを言います。

二年付き合った彼氏に。

泣かれるかもしれない。

殴られるかもしれない。

怒鳴られるかもしれない。

見損なわれるかもしれない。


それでも、いい。
さよなら、言うことでしか、もう私が彼氏にできることはないから・・・

勇気をください・・・

彼氏を大好きな気持ち、今日は捨てていかなきゃ。

『浮気』→『本気』に変わる日（続編７）

＊ここより先、少々不快な表現があるかもしれませんので、
読まれる方はご了承の上、お願いいたします。

別れの決意。

をしました。今日。

昨日からずっと浮気相手と一緒に夕方くらいまでいました。
浮気相手と一緒にいても、段々彼氏に対する罪悪感が薄れていくのを、
反対に急に罪悪感に襲われるのを何度となく感じていた。
こんなんじゃだめだって考える一方で、ずっとこのままでいたいって気持ちもあった。
でも、
それももう終わりにしようと思う。

私は、彼氏と別れようと思う。

なぜなら、もう『浮気』じゃなくて『本気』だから。
浮気相手のつもりだった『ダークホース』が、いつの間にか、
私の中で大きくなって、遂には、私の心を支配してしまった。
もう彼無しの未来が絶望にしか思えない。
だまされてるのかもしれない。
すぐ飽きられるのかもしれない。
でも、もう騙されてもいい、今一緒にいたいと思うのは『ホース』だった。
あんなに幸せだった二年間を考えたら、
私のこの決意は本当にばかばかしいものだと思う。
間違っているんだと思う。

ただ、私は自分の気持ちを裏切って、彼氏と一緒には居れない。
あなたをもう騙し続けたくない。
彼氏の身になって考えてみろって沢山言われる。
でも彼氏が可哀相だから、傷つけたくないからって、このまま付き合うのは
本当に彼氏のことを考えているって言えるんだろうか？？
そんな優しさはきっと、彼のためなんかじゃないんだと思う。
だれも幸せになんてなれない。
ごめんなさい、こんなに冷たい女で、最低で・・・

あさって、言おうと思う。
本当の気持ち、ぶつけてくる。
もう傷つけずに、恋できない。

恋って、こんなにとろけるような甘ったるい味だったっけ？
恋って、こんなに痛いものだっけ？

つづく

恋の痛み（続編⑥）

『恋に痛みはつきものだから　　溺れていくほど　苦しいものだから』
（NANA三巻より引用。）

あなたに会いたい。
少しでも早く。1秒でも早く、あなたと会いたい。

あなたに会えない。
今はいや。会ったら、言わなきゃいけないからあなたに『さよなら』を。

前者は浮気相手への今の気持ち。後者は彼氏への今の気持ち。

彼氏とは３日会ってない。たったの３日。
なのに私は変わってしまった。
あんなにいつも一緒だったあなたとの別れ、考えてる。
こんなに人の気持ちは簡単に変わってしまうんだね。

『人の感情はたやすく揺れ動いて　目に映るものはみんなまやかしで　そこには確かなものは何一つない　だけど月は欠けているように見えても　本当は常に形を変えずにそこに在るってこと　　忘れないでね』　
（NANA⑬より引用）

あなたを好きな気持ちは変わらないから。
それだけは信じて。。。
でももう、何を言っても、あなたに届かないかもしれない。

彼氏に会うのが怖い。
今更怖い。でも会わなきゃ。会って言わなきゃ。
あなたが好きだから、大切だから、もう騙せない。

今、彼氏から電話がかかってきた。

（つづく）

二股決定の日（続編⑤）

＊ここより先、少々不快な表現があるかもしれませんので、
読まれる方はご了承の上、お願いいたします。

ついにやってもうた。

私、やってしまいました。

なにを・・・

一線をこえてしまったのです。
二股寸前男と（ここではダークホースと呼んでいます）

でも、無理やりではありません。
両者の【同意】の上でです。

もう、ごまかせない。自分の気持ち。
勝手だって、卑怯だって、分かってる。

こんなの、もうやめよう。
どっちを・・・？
彼氏を切るの？
自分の出した決意にびびっている。かなり。
私に言えるのだろうか。。。
でも言わなくちゃ。
これ以上、隠せない。

私は血迷っているのだろうか。
ちゃんと会ってたった一週間の男の為に、彼氏との二年間を棒に振る気か。
私は間違っているんだと思う。
自分の欲だけで考えている。
でも、彼氏のことを考えても、好きだけど、、、可哀相だと思ってしまう。
この事実を言ったとき、本当にあなたが傷つく姿が目に浮かんで、涙が出る。

私のこと、一生許さなくていい。憎んでくれていい。
だから、私のことは忘れてほしい。
出会ったことからすべて彼氏の記憶から私の存在を消したい。
でも、あなたを好きな気持ちは本当なの。
今でも、あなたが好きな気持ちは変わらないけれど、
変わってしまった気持ちもあるの。
だから、もう一緒にはいれない・・・

二股寸前（続編④）

『自分の気持ちに素直になってね』

今日、友達にメールで言われた言葉。
ありがとう。忙しいこの時期に、本当にありがとう。

今日は、二股相手であるダークホースに会う日でした。
だから、一日中浮かれちゃってたし、彼の顔を思い出してた。
彼氏にごめんなさいだけど。

で会ったんだけど、つい嬉しくってすごい笑顔になっちゃった。
ご飯食べただけだけど、帰りの車でこのままどっかに行ってしまいたいって
本気で思った。
再び、彼氏にごめんなさい。

日に日に、会いたい、もっと一緒にいたい、離れたくないって気持ちが
強くなってきてしまってて、抑えるのがやっと。
もうブレーキが効かない、引き戻せないところまで来てしまった気がする。
いつ、わたしの『理性』がぶっ飛ぶか分からない。
キスすることにもうなんの抵抗もなくなってる。
私はこのまま落ちていくのかな、この恋に。

今日、『ホース』に言われた言葉。
『ずっと待つよ』
『本質的なところに惚れてるんだよ、だから見かけやそうゆうんじゃない』
正直、わたしの心は傾いている。
浮かれてるとか、そういうレベルじゃなくて、
私はホースがすきなんだと思う。本当に、好きになってしまった。
でなきゃあんなに顔がにやけない。
ただ、それを口にすることが、＝『今』を壊すことになるから
怖くて言えないだけ。

臆病な私、でも薄情な私。
明日もホースに会うくせに。

（つづきます～）

彼のいいところ・だめなところ

メモ程度に書いてみた。
彼氏のこと、ダークホース（二股相手）のこと。

こうしてみると、わたしダークホースのこと、なんにも知らないのかも・・・


彼氏のすきなところ
・一緒にいて素の私でいられる
・おだやか
・反応が大きい
・えっち、下ネタがすき
・素直
・隠し事をしない
・自分の話し好き
・まったり好き
・変な束縛をしない
・だからといって放任でもない
・ちいさくて可愛い
・いつもすきだといってくれる
・人見知り
・やりちんではない
・笑顔

彼氏のだめなところ
・寝起きが悪すぎる
・金と時間にルーズである
・尻をはたかれないと本気を出さない
・基本的に太っ腹ではない
・女慣れはしていない
・鼻のかみ方が下品
・飲んだくれてよく吐く


二股相手のすきなところ
・雰囲気
・顔
・髪の毛
・声と話し方
・ユーモアなとこ
・安全運転
・情に厚い
・遊び方を知っている

二股相手のだめなところ
・口のうまさ
・手の早さ
・夜型人間
・休日無し男
・ちょっとクサイ、まわりくどい
・多分自信家
・ちょっと計画的

明日はどんな気持ちになっているのかな。
日が経てば変わるものなのかな。
明日は彼氏と、あさってはホースと会う予定。
今、会いたいと思うのは、「ホース」。
一ヵ月後はどうか分からないけどね。
土曜には答えを出さなきゃなのに・・・
でも、迷っている時点で気持ちが傾きすぎてるってことだよね
ごめんね
ごめんね　まだ言えないよ
悪い女だよ　ほんと

つづきます

二股寸前（続続続編）

色々な人がいて、色々な恋の形があると思った。

私は八方塞になって、遂に友達とあるHPに相談をした。
みんな、全員言ってくれることは違ったけど、
それがとても新鮮で救われた気がする。
ありがたいお言葉を少し載せたいと思う。


【あるHPより①】
＊私は「みかん」という名で投稿しました。Yとは二股相手、Tとは今彼を指しています。

私も、２年と半年程一緒にいる彼氏がいます。

みかんさんと同じ立場になったら、きっと私も悩むと思います。
でも、二股はいけないです。
みかんさん自身も傷付く事です。彼氏さんの方が、みかんさんより傷付きます・・・。

一人で悩んでいれば、なかなか決まらず。
新鮮さを求めたいという欲望が、行ったり来たり。
２年も付き合えば、隣にいるのが当たり前ってなっちゃいますよね？
でも、それって逆に幸せなことじゃないですか？
お互い信頼してるって、意味だと私は思います。
その信頼関係を、二股で壊してしまったらもったいないです。
２年もかけてつくった信頼関係です。。。

もし、彼氏さんが二股をしていたらどう思いますか？
ショックですよね？
きっと、彼氏さんも同じくらいショックをうけます。。。
一度壊した信頼は元には戻りません。

まだまだ、悩むのなら彼氏さんに相談してみては？
きっと、見失った自分の気持ち見つかると思います。。。


【あるHPより②】
私はみかんさんと同じような状態になり、
恥ずかしながら、二股をしてしまっているものです。
経験上って言うのもおかしいですが、
沢山泣きます。
ばれてもばれなくても、
TさんもYさんも傷つけるし、貴方も傷つきます。

自分がやってしまったから、というのではないですが
これだけは言えます。
やってしまったら、二度と後戻りは出来ないんです。
そしてどこかでまた踏ん切りをつけなくてはならないんです。
そしてまた、泣くんです。

答になってないかと思いますが、
貴方の道です、貴方が選んで幸せになってください。


【友達①】
未だ若いし、恋に安定を求めるか、楽しさ新鮮さを求めるかじゃない？

【友達②】
していることはルール違反。二者択一は避けられない。
ただ、彼氏との思い出の数も大事だけど、
それは新しい彼氏とも少しずつ増えるよ。
とにかく逃げずにがむしゃらに当たってみな。
自分の気持ちが分からないのなら正直に伝えたらいい。
相手を傷つけないことを考えるのも大切だけど、恋愛はそうゆうものかもよ。
あまり他人を考えすぎないで、
自分の素直な気持ちを肯定してあげることも大事さ。
したら向こうも受け入れてくれるはず。
時には非情も大事。

【妹】
どっちをどれだけすきかによるんじゃない？
TにもYにもそれぞれの良さがあり。
でも、痛い目にあわないようにね。
悪いことしたり、傷つけちゃったら、絶対自分のところに戻ってくるよ。私の体験談。


みんなありがとう
私みたいなどうしようもない女に、こんな沢山の意見をくれて。
ちゃんと考えよう。彼のこと。
そして私自身の気持ちを・・・

（やっぱりつづく）

浮気～二股寸前（続続編）

「最後にその優しさでおれは振られるんだ」

今日ダークホースと会った。
　ダークホースとは今、私が二股しかけている男をこのブログではこう呼んでいます。　
　　由来は、彗星のごとく私の中に突っ込んできたから。バイト先の年上男性。

すでに夜中だったから、ご飯食べてドライブしたくらいだけど。
やっぱり案の定、車という密室は若い男女には危険なわけで・・・
本当に堕ちる寸前だった。
いや、もう堕ちてんのかも。
猛アタックにやられそうです。
でも、彼に寄りかかるそのたびに、彼氏が頭をよぎる。
こんなのだめだって分かってる、良くない方向に行ってる事も気づいてる、
それなのに、私は彼の腕も唇も拒めなかった。
むしろ、嬉しいともおもった。
気持ち悪いんじゃなく、心地よく感じてしまった。
なんなんだ、私。
彼氏に悪いと思わないのか？？
二股だぞ、これ！！

「何もなかったかのように、彼氏の元へ戻れるの？」
意地悪なホースが言った言葉。
「気持ちは動かせたけど、埋められないハンデがある。おれにはそれに勝てる要素は一つもない。」
私と彼氏は付き合って二年、その事実は絶対に消えることはないことに不安に思ったホースが言った言葉。
どれも私の心にずしって残った。

二年前、当時大好きだった彼氏に振られた私はぼろぼろになってた。
もうなりふり構わず、男と関わったり、生活も乱れてた。
そんな時、いつも屈託ない笑顔と真っ直ぐな言葉で私を安心させてくれた。
この人となら、私は幸せになれるかもしれない。そう思った。
それが今の彼氏。
あれから二年、私の心はすっかり回復しただけじゃなく、
どの二年間よりも、心穏やかで幸せだったと思う。
彼は私の恩人だって思う。
彼がいなかったら、今の私はいなかった。
彼をいとおしいと思う。

その彼氏を裏切ってまで、私はホースと一緒になりたいんだろうか。
彼氏を失うことなんて、できるんだろうか。

土曜日にホースと会う。
きっとこれが最後の機会。
結論もその日に言う。

あと二日・・・考えよう。
どんな結果でも、皆が傷つくことになる。
私だけじゃなく、相手のことも考えて、そして答えださなきゃ。

続くはず。