東京顕微鏡歯科医院☆Advanced Care Dental Office ☆秘書・日本医療機器学会第2種滅菌技士aki

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滅菌法とは 。医療現場で求められる滅菌後微生物汚染の水準10⁻⁶

2017-05-21 00:48:24 | 医療安全感染制御(滅菌管理・滅菌保証)
お久しぶりです
東京マイクロスコープ顕微鏡歯科アシスタントakiです🌷

これから他のスタッフに負けないよう、私も少しずつ滅菌についてお話しをさせて頂こうと思います。

今日は滅菌法についてです。

 滅菌法とは、すべての微生物を死滅させる処理方法である。
理論的には微生物を無限に0に近づける方法であり、滅菌処理により微生物は1/10と、指数関数的に減少していく。


 滅菌処理による微生物数の減少は、図1に示すようになる。
医療現場で求められる滅菌後微生物汚染の水準10⁻⁶である。
微生物汚染が10⁻⁶とは1,000,000個の同一鉗子を滅菌した際に、そのうち1個が汚染しているという水準でありほぼ0に等しいことを意味する。
図1からも理解できるように、滅菌前の汚染微生物が少ないほど10⁻⁶に達する時間は短くなり一定の滅菌処理時間で滅菌する
条件で考えると、滅菌前汚染微生物数が少ないほど、滅菌後の無菌性保証水準は高いことになる。
ここに滅菌前の洗浄清浄化の重要性が理解できる。
 滅菌物に付着している微生物数を1/10に減少させるのに必要な時間をその滅菌法のdecimal reduction timeと言う。



滅菌法に対して消毒法とは、一定の抗菌スペクトルを有した処理方法で、目的とする微生物は死滅させるが、一消毒法の抗菌スペクトルからは必ずはみ出た微生物が存在し、すべての微生物に有効なわけではない。
消毒薬を例にとるならば、ひとつの消毒薬には必ず抵抗性を示す微生物が存在し、場合によってはその消毒薬のなかで増殖する場合もある。
医療現場で行いうる滅菌法・感染制御には、次のものがある。
①高圧蒸気滅菌
②酸化エチレンガス滅菌
③過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌
④過酸化水素ガス低温滅菌
⑤低温蒸気ホルムアルデヒド滅菌
⑥濾過滅菌
⑦乾熱滅菌
⑧滅菌剤処理(長時間を要する)
工業的には、一度に多くの対象を滅菌できる放射線滅菌、電子線滅菌などが、より頻繁に採用されている。

参考文献 改訂第4版 医療現場の滅菌
ジャンル:
科学
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