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慶長豊後地震(その2)

2018-09-13 07:43:17 | 歴史

この地震は、別府湾で発生した津波を伴う地震であるが、大分県では過去7回津波を伴う地震が発生している。

どんな地震か?

1)天武13年地震 (684年) :M8クラスの白鳳地震と呼ばれる南海トラフ沿いの地震で、確実な記録のある最古の地震

2)正平16年地震(1361年) : M8クラスの紀伊半島沖を震源とする地震で、大阪~奈良で寺院、神社の被害、津波で大阪~高知沿岸に被害

3)慶長豊後地震(1596年):M7クラスの別府湾で発生した地震で、瓜生島の沈没、別府湾岸沿いに被害

4)宝永4年地震(1707年):M8クラスの東海道~南海道沖を震源とする地震で、駿河以西の被害が大

5)明和6年地震(1769年):M7クラスの豊後水道付近を震源とする地震、日向、豊後、肥後での被害大

6)安政南海地震(1854年):M8クラスの紀伊半島~四国沖を震源とする地震、中部~九州地方と広範囲で被害

7)昭和21年南海地震(1946年):M8クラスの潮岬沖で発生、南西日本一帯で地震動、津波の被害大

5回は南海トラフが震源で、M8クラス、1回が別府湾のM7クラス、残り1回が豊後水道でのM7クラスの地震が津波を発生、

結果、大分県内で津波被害が生じている。

データから見ると、近年、100年に1回程度地震による津波被害が生じている様です。

そんな意味では、津波災害発生に黄~赤信号が灯る大分県となるのかな?

 

この豊後地震、津波高は、古文書解読から最大10m以上と予想されていたが、そこまではないのではとの異論も出ており、

古文書と現地調査との整合性が各種議論されている。

特にこの地震、揺れと津波襲来がほぼ同時となるため、避難経路、避難場所等に南海トラフで発生の他地震との差が生じる。

南海トラフ沿いでの地震では、揺れから30分程度津波襲来に時間差があるため、

冷静に避難すれば安全に避難出来る様ですが、東北の例もあるからなー・・・。

 

この周辺にも動けばヤバイ活断層ある様ですが、なんせ記録がない。

さらに津波となると、先ず?、せいぜい高潮被害が頭よぎる程度。

生活環境の差で自然災害への興味、取り組み変わってきます。

と云っても、いろいろ知識を入れることは大事かな。

何時、どんな被害に遭うか、誰にも分かりません。

と、ありきたりの感想云ったところで、この種のシリーズ、種尽きました。

コメント
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