安曇野生活も残り1週間

2016-09-07 10:00:46 | 安曇野生活
 来週の水曜日には安曇野を後にして、東京に向けて車を走らせているだろう。 2016年夏の安曇野滞在も残すところ1週間になりました。

 帰宅前日には燻製を作る予定にしていて、 昨日はブロック肉を5千円分ほども買い込んで、 ハーブ入りの岩塩「クレージーソルト」の摺り込みを行った。 これから毎日一回、 薄手のビニール袋に入れたその肉を冷蔵庫から取り出して、 「美味しい燻製になっておくれよ」の気持ちを込めて撫で擦る日々が続きます。

 そして、 撤収準備も本格化します。 今朝は朝めし前に資源ごみを2袋ほど、 排出拠点まで車に載せて運び、 ついでに川向うの松川村にあるコインランドリーに出かけて洗濯物を放り込んで来ました。

 今日から以降、 履き替えた靴下や着替えた衣類などは持ち帰り用のダンボール箱に入れるだけにして、 東京に持ち帰る事になるでしょう。

 近所のオバサンが差し入れてくれたじゃが芋や玉ねぎなどの日持ちのする野菜、 結構な量が残っています。 それは自宅に持ち帰ったら喜ばれるか? 土曜日の定休日を除くほとんど毎日、 昼飯の世話になった「大町市内・むつみ亭」のオバちゃんに食材として差し入れしたら喜んでもらえるか? はたまた、 来週前半に埼玉から片付けごとの手伝いに来てくれるSさんが貰ってくれるなら、 彼を自宅まで乗せて送るついでに車に積んで行くか?  在庫している野菜クンたちの幸せな行き先も決めてやらなくちゃなりません。

 台所の炊事に使っていたプロパンガスは、 扱い業者さんに電話して 「出発前日に、メーターをチェックして料金精算するように」お願いして置きました。

 夏の間使用した寝具類も陽に当てて乾燥させてから、押し入れに仕舞って帰りたいけれど、 帰宅前日あたりに上手い具合の陽射しのある天気になって呉れるか?

 細々した事を気にしつつ、 これからの1週間は撤収準備で忙しい日々が続く事でしょう。


  
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朝の虹

2016-09-06 07:05:21 | 安曇野生活
 朝の早い時間、 寝床の中の僕の耳に玄関のガラス戸を叩く音が聞こえた。 「何事か?」と思って、 「ハーイッ!」と返事をしながら窓を開けて玄関を見ると、 隣のオバサンがいて 「田中さん、 虹が出てるだよ」、 「おっきい奴が」、 「珍しいよ」とやや興奮気味の声で教えてくれた。

 時計を見ると時刻は6時、 すぐさま着替えてカメラを持って飛び出そうとしたのだが、 カメラにはマクロレンズが付いていて、 広角レンズをどこに置いたか直ぐに見つからない。 虹なんて時間勝負、 仕方なくコンパクトデジカメと蟻の撮影で使ったマクロレンズを付けたままのOM-Dを持って周辺が見渡せる田んぼの中の道へと急いだのでした。

 オバサンに教えられた時に窓から見た虹は暗い雲をバックにクッキリと連続した大きな半円を描いて居たのだが、 全部見渡せる農道に到着した時刻には虹の半円がやや途切れ始めていた。 確かに大きな虹だった。 南は有明山の山頂から東南に伸びる尾根の末端近くに始まり、 天空高く立ち上ったそれは餓鬼岳をまたぎ、 鍬ノ峰の北側に突入していたのだ。

 当然ながら虹の全体像はコンパクトデジカメの広角側でも視野に収まりきれないからパノラマモードでの撮影となりました。

 家に戻ってから落ち着いて広角レンズを探しだしてレンズを付け替え、 再度撮影現場に戻りました。 もう太陽は東山の尾根から顔を出して、 状況が変化していました。 前景になっていた黒かった林には日が当たり、 僕の身体にも日が射して、 田んぼの上に長い影となっていました。 

この様子は山だったら大きな虹を伴った、ブロッケン現象といったところでしょうか。
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防寒ルームの設置を計画中

2016-09-05 20:35:51 | 安曇野生活
 ここ安曇野での借家生活、 夏は涼しくて快適に過ごせる。 しかし 今年の大寒の時期に雪の結晶撮影を目的に滞在した冬場は、 たった1週間ほどの滞在で寒さに音を上げた。  主に使用した1階にある8畳間、 部屋三方がガラス戸で仕切られていて、 一方は外気に面し、 残る2方面は玄関および台所との仕切りとなるガラス障子と言う訳だ。 そして天井は20cmほどの幅の板を並べた構造になっている。

 その部屋では石油ストーブを連続して焚いても、 ストーブ本体に付けられた温度表示は12℃を上回る事が出来なかった。 ガラス障子や天井板等に隙間が沢山あって、 暖房の熱がどんどん逃げてしまうのだ。 ガラス障子を1枚でも開け放すと、 石油ストーブの温度表示は0℃より高くなる事は無い、 そんな状態の風通しの良い(隙間の多い)古い家なのだ。

 就寝時は石油ストーブを点けっぱなしで眠るなんて危険だから、 ホットカーペットを畳に広げ、 そこに寝具を敷き、 羽毛服を着込んだ状態で就寝したものだった。

 そして、 2017年の冬期間、 雪の結晶撮影は北海道辺りに出かけての撮影も考えて居るのだが、 長期間ねばれば鹿島槍スキー場周辺でも良い写真が撮れるかもしれない。 否、 実際に形の良い結晶を撮影出来たことも有るんだ。

 しかし、そのためには冬季に長期の滞在を可能にする必要がある。 当初の賃借期間3年は来年の6月で満了するのだが、 最近大家さんとの話し合いの中で、 引き続いて貸してもらう方向で話が進んでいる。 そうなれば寒くて眠れない夜を快適に過ごすために、 材料費を少々使ってでも、 暖房効果のある空間をDIYで作ろうと計画し始めたのだ。

 骨組みは2x4の材木、 あるいは園芸用のビニールハウスの材料、 そんな物を使用して、 空間を仕切る壁材はビニールシート、 あるいはダンボールまたは発泡スチロールなんかを想定中。 基本は冬場に組み立てて使用して、 夏場は解体保管するつもりでいるのだが、 「田中君、 別に金掛けなくても冬用のテントを室内に張れば それでいいんじゃないか?」 なんて意見もある。 しかしねえ、 TV・パソコン・碁盤等も、 その空間で使いたい。 冬テンじゃ寝具を入れたら一杯になってお終い、 あまりにも狭苦しい空間だったら、 それはそれで耐えられなくなるでしょうよ。

 具体的な設計図作りはこれからとして、 10月に入って柿の実を採りに来る時か、 11月末に長野市の「えびす講花火大会」 を見物に訪れる時にでも設置作業をするつもりだ。


そう考えつつ、 一夜明けてからテントを室内に張って、 その中に回転座椅子と碁盤を持ち込んでみたら、 テレビを持ち込むのは流石に無理だけど、 片側には布団を敷けるスペースが未だ有る。 そうならば、 「テントで寒さ除けも考慮すべきかな?」などと、 あれこれ思案中。
 

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クルミの観察-6

2016-09-04 11:12:24 | 安曇野生活
 「クルミの観察-5」 の記事でハンマーで殻を割って中の様子を観察したクルミの実、 そのまま1週間も軒下のコンクリートのタタキの上に放置してあった。

 今朝、 なにげに見ると庭の草むらから軒下のクルミの実の間に蟻の行列が出来ていて、 クルミの実には沢山の蟻が集って実を噛みちぎっているし、 草むらに向かう蟻の中には顎で咥えてクルミの実を運んでいる者もいた。

 1週間前には実の色は青っ白くて人間の僕には「未だ食料には向かないな・・・」 、 「クルミの実の採取はもう少し先の事」と思えたのだが、 殻を割って放置して空気に触れたことによる乾燥とともに、 食べられそうな薄茶色味を帯びた色合いが変化しています。 そんなクルミを蟻くん達は試食して ”充分に食用可能” と判断したのでしょう。
 

 クルミの小片を咥えた蟻



 
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星夜写真に初トライ

2016-09-03 08:20:01 | 安曇野生活
 今年の買い物の一つがOLYMPUSの広角ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL「ED 7-14mm F2.8 PRO」だった。 レンズ単体の重量が537グラム、カメラ本体OM-Dと合わせると1kgをチョイと超える重さ、更にはマクロレンズも持って今回の唐松岳登山には出かけたのだった。 普段、山歩きの時にはコンパクトカメラ・TG-3(重さ250グラム弱)をウエストバッグに入れて持ち歩いている僕には負荷になる重さだった。 

 目的は「入手した広角レンズが星空と風景写真にどれほどの威力を示してくれるか?」 試して見たかったのだ。 風景写真は昨日の記事の中に載せた。

 星夜写真は唐松小屋のすぐ南にある牛首岳の上空にかかるサソリ座と天の川を狙って初トライしてみた。 まあなんとか星々と「辛うじて”天の川が写っている”じゃない」みたいな写真が撮れた。 三脚を使わずに、 カメラのモニター部分を衣類を介して地面に置き、 石ころをあてがって角度を目分量で調節してシャッターを切る、 「なんじゃ・それ手法」での撮影は視野の設定が難し過ぎた。 長時間露出が必要な星夜写真には三脚持たないと駄目だな。 かと言って重いしなあ。 山で三脚持って来ている人と仲良くなって、 貸してもらうのも一つの手かな? 

 

 当日の撮影日時の星座の様子は星座アプリによればこんな風、


 火星や土星も写り込んで居るんですが、 Top写真では火星の赤みなんか、 まるで感じられない仕上がりになりました。 ここらへんはRAW画像データ写真の現像などの画像処理の稚拙さが大いにあるのかも知れません。
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興味を惹いた芋虫や人物@唐松岳

2016-09-02 14:08:00 | 国内旅行と山歩き
 台風が過ぎた翌日の北アルプスは晴天の下、 見えるべき山々が全て見渡せる、 そんな眺望に恵まれた山歩きが出来たのだった。 Top写真は唐松岳の隣にそびえる、どっしりした五龍岳。 その右肩奥には奥穂と吊尾根で繋がった前穂や天を衝く槍の穂先も、 遠く小さく見えています。

 今回の八方尾根から唐松岳への登山の中では山岳展望以外にも、 興味深い人物や芋虫君との出会いもありました。 

 出会った順に行くと、 まずは芋虫君、 出会った場所は「上の樺」、 草原や樹木の茂る登山道の傍らの切り株の上、 多分彼は蝶の幼虫と想われます。


 緑色した胴体に黒い筋を背中に引いたおしゃれなスタイルでした。


 そして正面からみると、 オットセイの子供かと想う
 可愛らしい仕草と顔付きした芋虫君でした。


 さて次は、 日本海の親不知から登山を開始、 途中台風の荒天は白馬岳の山小屋でやり過ごして5日目だかのこの日、 唐松小屋の前で休憩していた「斎?」さんとおっしゃる素敵な女性との出会いでした。

 北アルプス北部の縦走だけが最終目的では無く、 10月中旬迄かけて、 中央アルプス、 八ヶ岳、 南アルプス等の峰々を踏破しつつ太平洋岸まで達する「日本横断縦走」を目的とされているそうだ。


 
 唐松岳をバックに2ショットを撮らせてもらい、このブログへの写真掲載の許可もいただき、 さらには名前もお聞きし、 facebookのアカウントをお持ちだなんて事までお聞きして、 すっかりこの時はいい歳こいた僕がミーハーになってしまいました。 それにしても2ショットの写真をよくよく見ると、 彼女の方が身長170cmの僕より背が高い感じですね。


 五竜に向けて行動を起こす前に、 パッキングされたザックを持たせてもらいましたが、 テント泊の装備や食料も入っていると言うザック、 20kgはあったでしょうよ。 目的達成を祈ります。 お元気で!!


 八方池に映る白馬三山


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唐松岳登山

2016-09-01 20:46:49 | 国内旅行と山歩き
 台風10号通過後の好天を利用して、 八方尾根から唐松岳に登ってきた。 
 山小屋での睡眠不足があって、ブログを編集するゆとりが無いので、 とりあえず日没後のトワイライトに浮かぶ唐松岳のシルエット写真を一枚のせて、 今日はおしまい。 後日、 写真と記事を追加Upします。
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