背景画像・表面保護

2018-06-17 11:24:43 | 雪の結晶撮影
 この数日の間、背景画像を透明プラスチック板の表面に油性マジックインキで直接描いたり、カラー印刷されたプラスチック袋の一部を切り出して背景画像を描く方法を試しています。

 そうやって作成した画像の表面は何らかの形で保護しないと取り扱い作業中に画像が擦れて色落ち、あるいは脱落する危険性があります。 そこで、 その保護として画像表面を顕微鏡用のカバーガラスで覆ってみた。

 Top写真はその様なカバーガラスをかぶせた画像をシーリングライトを背後に置いた画像の見え味の例です。

 カバーガラスの四隅に少量の紫外線硬化樹脂を乗せて、 画像の表面に押し付けました。 その結果、 樹脂の一部がカバーガラス外部にはみ出した様子が写真で良く判ると思います。

 さて、 当然ながら、 画像内部の表面にもカバーガラスとの隙間に浸透する形で広がって行きました。 そして、その広がりは画像の表面全てでは無く、 一部は空隙として残りました。 その様子は次の画像で確認出来ます。 この空隙は現時点では背景画像として使用する上での問題は無さそうです。

透明プラスチック板 :

 ダイソー 店舗にて入手 
 商品名 「キュコット プラバン」
 材質   透明・ポリスチレン
 サイズ  B4版 0.3t

カバーガラス :(従来から試料ステージの一部として使用中)
 amazon にて購入
 角カバーグラス 18×18(100枚入) MATSUNAMI(松浪硝子)

接着材 :

 ダイソー 店舗にて入手。
      プラバン制作素材の一つとして販売されている。

 色付き、 チューブ入り。
 ただし、 薄く延ばすと色はほとんど目立たなくなる。
 紫外線硬化

 このようにして制作した背景画像、 経年変化で紫外線硬化樹脂の光透過特性が劣化するなどの懸念があります。 以前に透明マニキュア用液を試用した時にはそれがありました。 今後経過観察してみます。

 もし、経年劣化が問題となる場合に備えて、 「カバーガラスの四隅に乗せる硬化樹脂の量を極微量にして、 画像表面に押し付けても画像内部にまで液が浸透しないようにする」案や、 「カバーガラスを乗せた後で周辺に紫外線硬化樹脂を置く」 などの方法も思案中です。
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