マウナケア山で夕日見物

2010-02-20 17:56:52 | 海外旅行
ハワイ諸島の最高峰マウナケア(標高4205m)山頂での夕日見物と中腹での星空見物のツアーに参加するのが、今日の目標でした。 僕達が宿泊したHillo郊外のArnott's Lodgeさんの売りは宿泊客には”Mauna Kea Adventures Sunset and Starshow"の料金が格安の$80で提供されることです。 航空券や宿の予約は事前に済ませておいたものの、アドベンチャーツアーの申し込みはハワイ島に到着後、「天候の様子を確認して、大丈夫そうなら申し込む」と自分の都合を前面に行動してみました。 それで、ツアーの申し込みは今朝になってロッジのオフィスで行ったのですが、既にに車の定員一杯の申込者があって、今朝はもう受け付けられません!」と断られてしまいました。  朝一番のこのパンチはかなり応えました。 仕方なく朝食を時間を掛けて食べてみたり、近くの浜辺へ出てみたり。 昼近くになってから、再度事務所に行って「申し込みのキャンセルは出ていませんか?」と聞いて見ましたが、結果はNO! マウナケア山頂へは4駆の車を用意すれば登頂可能ですが、日本に居る間に調べた範囲でHilloの空港に事務所を置いているような有名どころのレンタカー会社ではその山道にレンタカーで入ることを許可していません。 それは分かった上で空港のレンタカー事務所を訪れました。 その結果、ハワイ島で商売している”HARPER"社では山頂へのドライブを許可しているとの情報をくれました。 教えてくれたその会社の場所は空港から僕たちの宿への帰り道です。 探しながら道を戻り、見つけられないまま宿まで戻ってしまいました。 そこでロッジで受付をしている親切なおばさんにお願いして、電話で、「今日これから4駆を借りられるか?」 「レンタル料金は幾らか?」 問い合わて貰いました。 結果は2人分のツアー料金と同じ程度(160$)の金額で貸して呉れるそうだ。 それで宿までピックアップをお願いして、HARPER社の事務所に行って契約作業をしました。 その契約作業の中では「途中の2800m付近にあるビジターセンターで、40分ほど滞在して、高度順化してから山頂を目指して下さいとか諸々の注意事項も聞かされたうえで、通常のレンタカー契約依りも多い枚数の書面に署名をして、無事に4駆を借り出しました。

 宿のツアーの出発時間は15時。 僕たちもその時間に出発しました。 中腹の2000m付近までは雲が広がり、下界では俄か雨も降ったのですが、ビジターセンタ-は雲海の上、山頂も当然青空が広がっていました。 6時半頃の日没を眺め、山頂にやって来た車は日没後30分以内に下山する事が要求されていますので、日が没して暫くすると、山頂観光の車は下山を始めます。 この山頂への道は火山礫の未舗装道路でなんたらかんたらの情報はあるのですが、群馬県や新潟県の山中で山菜採りに凸凹林道を走り回っている僕にとっては、未舗装といても極上の部類の道路でした。 それにビジターセンターから山頂までの内、山頂側のおよそ半分の区間は舗装されていました。

 ところで、さすがに4000mを超える山頂の空気は薄く、 カメラのシャッターを押すために息を止めただけで酸素不足を感じてしまいました。 写真は到着した直後日の有る内に撮影したGPSの高度表示画面です。

 中腹のビジターセンタの建物の照明は暗室作業に使う様な赤色灯で星空観察に邪魔にならない配慮がされています。 その建物の前面で口径が40cm近く有りそうな反射望遠鏡などがツアー会社によって並べられ、星団の観察や、月面クレータの観察・パソコン画面表示などがなされていました。僕たちはツアーには参加していませんが、ちゃっかりと望遠鏡を覗かせてもらいました。 満足感一杯で夜9時過ぎて宿に帰着。
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