名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

河村名古屋市長の打ち上げ花火!!

2015-03-05 14:31:30 | Weblog
2015.3.5(木)
 河村名古屋市長は思いついたことを突然、花火のように天に高々と打ち上げる。打ち上げて周りの様子を伺うというのは政治家としてよくある手だ。それはそれで理解できる。しかし、この人の場合、自分よがりの思いつきで突き進んでしまおうとして、様々な軋轢が生じている。
 最近では、あおなみ線にSLを走行しようと、平成27年度予算案に準備費が計上されて話題となっている。SLのあおなみ線試験走行は、すでに2013年2月に実施されており、当時は物珍しさもあって、沿線には多くの市民や鉄道ファンが集まった。
 ところが今回、SLの所有者である「大井川鉄道」(静岡県)が商売敵となる相手に貸すのはどうかとか、貸すとしてもその条件として展示用のSL「C12」の復元費用を負担してほしいとか言っているということで、またまた議会で問題となっているという。
 お祭り的に走らせるだけのために、数億の整備費を要するだけでなく、他のSLの復元費用まで負担させられてまでやることなのかと疑うのが普通の感覚であろう。この手の物珍しさはせいぜい1年持てばよいほうである。まして静岡県まで行けばいつでも見られるし、乗れる。そもそも大都会の中で煙を撒き散らして走るよりも、それなりの山岳地帯を走る方がよほど似合う。 
 もちろんSLが走って街の賑わいを期待する人がいることも事実ではある。しかしこの程度の出し物では決して活性化の起爆剤とはならない。費用対効果をいうなら、これほど間尺にあわないものはないと断言できる。 果てさて、議会はどのように応ずるのであろうか。
 河村市長の個人的な嗜好で取りざたされている施策に、さらに次のようなものがある。
 名古屋城天守閣の木造改築、稲永埠頭における大規模国際展示場構想、広小路の屋台復活、南大津通の中央分離帯撤去などであるが、いずれも難問おおありである。 どうなるのであろうか。