名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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リニア中央新幹線 ルート公表

2013-09-19 09:53:25 | Weblog
2013.9.19(木)
 JR東海が18日、リニア中央新幹線東京~名古屋間の駅の位置と路線の具体案を発表した。
 このリニア方式による中央新幹線は、1990年中央新幹線の通過予定地である山梨県都留市付近に山梨リニア実験線を建設する工事に着手したことから始まった。それから四半世紀を経ていよいよ、東京~名古屋~大阪を結ぶ時速500キロ・夢の超特急の実現が見えてきた。
 今回公表されたのは、14年度中の着工に向けて東京~名古屋間のルートと具体的な駅名が明らかにされたものである。
 中間駅は神奈川県相模原市緑区の橋本駅周辺、山梨県甲府市大津町、長野県飯田市上郷飯沼、岐阜県中津川市千旦林(せんだんばやし)4か所となり、路線距離は286キロである。
 名古屋駅は地下30メートルに造り、愛知県内は大半が深さ40メートル以上の大深度地下を通るという。
 建設費は半端なものではない。JR東海一社で負担する東京から名古屋までの建設費は5兆4千億円、大阪までで計9兆300億円といわれる。JR東海の山田社長は「リニアだけでは絶対にペイしない。東海道新幹線があってこそ」といっている。
 東京~名古屋間の完成は2027年、その後大阪への延伸をすすめる。所要時間は、東京~名古屋間が40分、大阪までが67分で結ばれる。これはもう1時間超で結ばれる人口7千万人の巨大都市圏に変貌するものだという。
 しかし問題や課題も大きい。
 大深度地下方式や超伝導磁気浮上方式という経験のないことから不安もある。自然や住環境、健康への影響がどうなるのか、トンネル内で事故が発生したとき、掘削後の残土から出る放射性物質への対応などなど未知の対応が求められる。
 ともかくもリニア新幹線は動き出した。しかし2027年は14年先である。果たして初の列車が動くときまで生きていられるのであろうか。

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