名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

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愛知県男声合唱フェスティバル2018

2018-08-27 09:49:21 | Weblog
2018.8.27(月)
 昨日(26日)、刈谷市総合文化センター大ホールで「愛知県男声合唱フェスティバル2018」と銘うって県下の14の男声合唱団が集まって、いわば男声合唱のお祭りが開催されると知って、連れ合いと出かけた。会場は従前の刈谷市文化センターを10年ほど前に改築した立派な大ホールである。プログラムの挨拶で実行委員長が、この催しは2年前から始まったと書いておられるので、今回で3回目であろうか。
 東海メールクワィアー、クール・ジョワイエ、愛知メンネルコール、グランフォニックなど30~50人の比較的規模の大きい合唱団から10人前後の小規模のものまで14の合唱団が集まっての祭典である。今回「メンネルコーア東海」や筆者の知り合いが多い「瀬戸男声合唱団」などは参加していないので、愛知県下に一体どれほどの男声合唱団が存在するのであろうか。
 午後1時30分に開会したが、一団体概ね15~20分程度として休憩を含めると5時間近くを要する。
 筆者が過ごした学生時代は1960年前後であったが、戦後の混乱期から生まれたばかりの学生合唱団のレベルは低かった。多くの団はまだ‶その域〞に達していなかった。あれからおよそ60年、学生、職場、一般を問わずそのレベルは格段の進歩を見せた。今回のフェスティバルは筆者にとってその実証の場でもあった。発声、声量、アンサンブルどれをとっても聴きごたえがあった。
 その中でも、「ensamble Solaris」は松下耕作曲の組曲「水のいのち」から「水たまり」と「川」をうたったが、素晴らしい演奏を見せてくれた。わずか9名の団員ながら、30~40名の団体の声量をも上回るのではないかと思わせ、訴える力も見事であった。他団体がほとんど高齢者で占めている中、ここだけは小人数とはいえ、ほぼ若者であったことも特筆である。
 14団体が歌い終えた後は参加者全員の合同演奏となった。主催者発表ではその人数はおよそ350人という。曲目は、昨年亡くなった男声合唱曲の大御所、多田武彦氏の作品3曲、
「雪と花火」から‶花火〞 「雪明りの路」から‶月夜を歩く〞 「雨」から‶雨〞であった。
 ベートーベンの第九合唱などでは混声で1000人を超える大合唱があるが、男声のみでの350名の歌声を聞くのは初めてである。細かいことは別としてその迫力は素晴らしいの一語に尽きた。
 終了は午後6時を回っていた。しかし結構楽しめたイベントではあった。

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