名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

出生数、初の100万人割れ

2017-06-04 22:00:31 | Weblog
2017.6.4(日)
 厚生労働省の人口動態統計(概数)は、2016年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)が976,979人で、対前年比28,698人の減となったと公表した。現在の形で統計を取り始めた1899年以降、初めて100万人を割り込んだ。
 国内の出生数は第1次ベビーブームの昭和24年に269万人を超え、いったん150万人台まで減少した後、第2次ベビーブームの昭和48年には209万人余りに増加した。その後はほぼ毎年減り続けてきた。
 また女性一人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は1.44(前年比0.01ポイント減)でこれは2年ぶりに低下した。
 主な出産世代とされる20~30代の女性の減少や、戦後最少となった結婚件数が影響したとの見方もある。
 死亡数は1,307,765人で戦後最多。死亡数から出生数を引いた人口の自然減も330,786人で過去最大となった。
 厚労省は、「人口規模が大きい団塊ジュニア世代がすでに40代に入り主な出産世代ではなくなった」としており、今後も人口減少と少子高齢化が深刻化するのは必至としている。
 人口の減少は、生産性の低下を招き、経済力、活力が低下して国が亡びるなどと脅かす発言も見るが、これはある程度受け入れてそれに見合った生き方を探るしかない。100年といわない。50年前の生活を思い浮かべれば何を恐れることもない。