名古屋から発するブログつぶて・凡人のひとりごと

身の回り、世間のできごとをを日記風に記す(紙つぶてならぬブログつぶて)。

民主党代表選 7人の乱立

2011-08-23 12:41:29 | Weblog
2011.8.23(火)
 管直人総理の辞任に伴う民主党の代表選候補者がほぼ出揃った。昨日、前原誠司氏が出馬する意向を固めたことによって候補者はなんと7人にのぼった。
 菅内閣は、辞任するにあたって大震災の復興財源は所得税や法人税など基幹税の増税で償還し、社会保障財源についても「2010年代半ばまでに消費税を10%に引き上げる」としている。
 また管首相が自分の退陣条件に掲げた「自然エネルギー特別措置法案」が8月26日に成立する見通しとなっているが、さらに管氏は減原発として、自然エネルギーを20%とする方向を打ち出している。
 野田佳彦財務相は大震災復興財源に敢えて増税を訴えている唯一の候補者だ。
反小沢派でもある。当初、前原氏の支持を期待していたが、前原氏出馬に及んで優勢の声もしぼんだ。
 前原氏は管内閣の外務大臣だったが、外国人からの献金がばれて辞任したばかりだ。早期の復興増税には否定的であり、当面反増税のようだ。また反小沢でもある。
 小沢鋭仁元環境相や馬淵澄夫前国土交通相は復興増税に否定的であり、さらに社会保障財源についても慎重である。
 現職大臣の鹿野通彦農水相と海江田万里経産相も復興財源の増税に慎重または消極的な姿勢である。
 さらに樽床伸二元国対委員長も立候補を表明しているがよく分からない。
 このように7人もの代表候補がほぼ出揃った形だが、とにかくどんぐりの背比べである。つぎの選挙では民主党政権はもうないのだから、この機会を逸したら総理大臣の椅子はもうないという危機意識から、とにかく首相になりたいという連中ばかりだ。しかし、誰がなってもこれまでと変わるとは思えない。特に原発問題については海江田氏を先頭にいずれも容認派であり、国民の意識と大きなずれとなっている。脱原発をいった管首相の見解はあくまでも個人的な見解として霧消されようとしている。
 国会の会期は今月中である。月末にはこのうちの一人が党代表に選ばれ、晴れて一国の総理大臣になることは間違いない。