白岡市の総合計画審議会の3回目である。
だいぶ基本構想、基本計画の案文が決まってきた。審議会を受けて、行政内部で真剣な議論が行われている様子がわかる。委員の質問に対しても、ごまかさずに、きちんと対応している様子も好感がもている。
私の隣りの席は、白岡市の秋葉副市長さんである。実直な人柄で、私も心強いが、今回、副市長さんの「秋葉ノート」を垣間見た。委員からの質問が出て、やや細部にわたる話が出ると、副市長さんは、ノートを開く。気になって、横目でちょっと見ると、課題ごとに分類されたテーマごとの数字や説明が、几帳面な小さな字で、びっしり書かれている。
審議会が終わってから、聞いてみると、あちこちに出かけ、質問や要望を受けるが、不正確なことは言えないので、メモを作って正確に答えるようにしているとのこと。話すのがうまくないからと謙遜されていたが、事務方のトップは、うまく話すことではなく、誠実に話すことが大事なのだと思う。
私は、万年課長で、それ以上えらくなれなかったが、これで、なるほどと合点した。私より実務の実際や機微は、ずっと詳しいと思うが、それを表に出すこともなく、私をたててくれている様子を見ると、「やはり副市長はすごい」と言わざるを得ない。以前、一度、副市長さんたちの前で、研修会をやったことがあるが、とても私の及ぶところではないと考えて、それ以来、お断りしているが、今後も、お断りすることになると改めて、感じた次第である。
この日は、夕方の6時からであるが、上野・東京ラインができて、横浜から直行できる。宇都宮まで行けるそうで、今度、餃子を食べに行ってみようか。
