防災訓練・炊き出し
今日は、不審者が来たことを想定して訓練を行いました。
放送が鳴ってから、3分22秒で体育館まで避難することが出来ました。
慌てず走らずに移動することが出来たいましたよ。
「知らない人についていかない」、「すぐに知らせる」などの、
「いかのおすし」の約束も確認しました。

消火器の説明も聞きました。
使うときの「ピノキオ」という約束も知り、みんなで確認しました。

炊き出しの準備を子ども達が手伝ってくれました。

釜の周りを囲うコーンを運んだり、火おこしに使う新聞紙を丸めたりもしました。

釜の中に入れる手伝いをしてくれた子ども達もいますよ。

団扇を持って扇いでくれた子ども達もいました。

おれんじ組は野菜を切ることを手伝ってくれました。

沢山の子ども達が準備に携わり、美味しいカレーが出来上がりました。

出来たてのカレーをとても嬉しそうに頬張っていました。

「おかわり!」と元気な声が飛び交い、何度もおかわりをしていましたよ。

おおわだ保育園では、毎月末防災訓練及び炊き出し訓練を実施しています。今回はそのねらいについてお知らせします。
大阪北部地震が2018年6月18日 7時58分に発生しました。
最大震度6弱を観測し、小学校のブロック塀が倒壊し尊い命が奪われた事故も発生しました。
また、多くの交通機関が運転を見合わせたため、帰宅困難者が発生しました。
当日のおおわだ保育園は、大きな被害は発生しませんでしたが、ガスが止まりました。
また、すでに登園している園児が87名いましたが、全員無事でした。
その後も職場の様子を確認するために出勤しなければならない保護者も多く存在しました。
当日は、保育内容を変更し食事の確保に全力を注ぎました。ガスが止まっていたため調理室が使えない状況であり、
余震の恐れもあったので園庭での炊き出しを行いました。
それまでの訓練の成果が現れ、10時30分過ぎには、豚汁とおにぎりの準備が整いました。
保育教諭も保育時間中の地震を初めて経験し心配な点がありましたが、日頃の訓練の成果が出て連携をとることができました。
安全面を考え、園庭で食事を食べましたが、いつもと違う環境で食事が進まない園児もいました。しかしながら「おいしい」という声が聞かれ保育教諭も安堵している中、一人の園児が食べながら「あーよかった」という言葉を発しました。それまで不安で心配の中過ごしていた子ども達が温かい食事を食べることで心が安心した現れのようでした。
その言葉で、災害時に温かい食事を食べることは、気持ちを安心させる効果があると感じました。
以後、おおわだ保育園では、炊き出し訓練を毎月実施しています。
これは、以下の問題点への対応するためです。
〇災害はいつ起こるかわからない
〇日頃の訓練が重要である
〇保護者の迎えが何時になるのか不明な中食事の提供が必要となる
〇電気・ガス・水道が使えない場合がある
〇お腹を満たすだけでなく、心も満たす必要がある
また、災害対応食には子ども達が手伝っています。
これは、以下の効果を考え実施しています。
〇手伝うことによって、気がまぎれる
〇継続して手伝うことにより、貴重な戦力となる
〇参加することで食べ物に興味を持ち残食が減る
尚、手伝う際には、手洗い及び手指の消毒を実施しています。
また、食品の中心温度が85度を2分以上保つことで食中毒の予防にも努めています。
今日もそのようなねらいを考えて防災訓練・炊き出し訓練を実施しまいた。
いつ起こるかわからない災害に備え、職員一同全力で取り組みます。
因みに大阪北部地震の際、最後のお迎えは18時13分でした。
欠席することや、すぐにお迎えに来られない保護者がいることを改めて感じた日となりました。
たとえ一人になってもお預かり致しますのでご安心下さい。