-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

命が溢れています

2014-06-18 10:16:11 | 自然

 6月9日、初夏の畑沢には、活き活きとした様々な昆虫がいました。まさに命が溢れています。

 正式な名前が分かったら投稿しようと思っていたのですが、全然、見通しがたっていません。これでは、いつになると投稿できるか分かりませんので、恥を忍んで御紹介します。

 先ずは、貫禄あるこの虫です。カミキリムシの仲間と思われます。背中の玉虫色っぽいところが何ともいえません。「背なで 泣いてる唐獅子牡丹」と背中で男の歴史を語っています。でも、この虫の雌雄はどちらでしょう。

 

  次は、逆にぐっと小さいが、力強さを感じさせます。それもそのはずです。ゾウムシの仲間です。「ゾウ」の意味は、あの巨体の象に因んでいます。吻が長いところが象に似ていることのようです。ゾウムシと言えば、何とかのエラーイ学者と言われている人が「〇〇の壁」という本を出して、私のような者を見下していたような気がします。そのエラーイ人がこのゾウムシを研究されているとのことでした。

 アッケです。

 と言われてあっけにとられていないで下さい。畑沢語では、トンボを「アッケ」と言います。写真のアッケは、休耕田に水を張ったところで産卵していました。赤とんぼよりも少し大きくて、オニヤンマよりは小さいアッケです。飛翔は力強くて、近づくとババッと羽音がしました。一応、ヤンマの仲間としておきましょう。

 初夏とは言え、畑沢の6月上旬に飛んでいる蝶ですから、何とかシジミと言う蝶かと調べましたが、いつものように見当違いでした。でも、これも珍しい蝶ではありません。しょっちゅう、目にしている蝶です。それでも分からないのですから、私には蝶の同定は無理です。

 この蝶の「目」を御覧ください。土偶のように大きな目です。まるで丸い眼鏡をかけているようです。名付けて「メガネチョウ」、いくら適当な私でもそれはできません。

 ということで、御覧になっている方で、分かる方、ヒントになるようなことを御存知の方は教えてください。

 

 ところで、私が入会している「特定非営利活動法人おもだか水辺の生き物保全会」では、蛍の学習会をします。「牛房野川のほたるを守る会」前会長による蛍のお話を聞きます。御一緒したい方は、御連絡下さい。

1 日 時 平成26年7月5日(土)午後6時から

2 場 所 ほたるの里資料館(旧 牛房野小学校)

3 夕 食 各自持参

4 出席の連絡

  △omodakamizube@yahoo.co.jp (送信する時は、△を取り去って下さい。)


そんなに気取らなくても(ハハコグサ)

2014-06-17 15:38:19 | 自然

 珍しい植物ではありませんが、畑沢での昔の記憶が一切ありません。ハハコグサの解説などを読むと、どこにでも生えているごく一般的な植物だそうです。

 昔の私の場合は、遊びか食べる対象でない限りは、あっても気づかなかっただけでしょう。

 ところが、山登りを始めたころ、山の仲間は「エーデルワーイス エーデルワーイス…」などと気取って歌い、「これがそのエーデルワイスだよ」と誇らしげにウスユキソウを教えてくれました。それ以来、表面が粉を吹いたように白くなっている植物を見ると、私も真似をして一節を歌い、「これがエーデルワイスだよ」ともっともらしい嘘を自慢げに話していました。今、思うと、私が言っていたエーデルワイスはウスユキソウではなくて、このハハコグサだったと思います。それでも考えてみると、全く同じではないにしても、少しだけ近縁の植物でしたから、「まあ、いいか」と思います。

 この写真は、千鳥川の土手で撮影しました。

 


明るい「松母(まつぼ)」

2014-06-15 17:03:41 | 近況報告

 常盤小学校又は常盤中学校から畑沢へ帰る途中、荒町を過ぎていよいよ畑沢に入ろうとする位置に、松母という荒町地区の墓地があります。この墓地のコワーイお話は、以前に投稿しました。

 荒町側から松母に入る道は、結構きつい上り坂になっています。左側には杉が高く林立し、右側にも広葉樹が道路に覆いかぶさるように枝を拡げています。そのため昼でも薄暗いのに、夜の松母はまさに「真っ暗闇」です。私はスビタレであることを自覚していましたので、松母を怖がる気持ちは当然です。でも、怖がっていたのは、私だけではなかったようです。過日、兄と話していたら兄も怖かったというお話でした。兄は勇ましい人ですので、怖がっていたというのは意外でしたが、私のスビタレ程度が異常でなかったことが証言されました。

 その松母が今や大きく様子が変わっています。写真を見ていただくと分かりますように、道幅を広くして勾配も緩やかし、脇の木々は刈りはらわれていますので、道の上には青空が明るく光っています。しかも、明るい光は道端にも降り注ぎ、美しい花々が咲き乱れています。お陰様で、墓地にまつわるコワーイお話は聞けなくなったようです。

 ところで、咲いている花々は、キバナニガナとヒメジョオン(北米原産の外来種)かなと思います。松母にも外国の花が咲いています。


畑沢地区生涯学習推進センターは今日もお花が一杯です

2014-06-13 12:05:21 | 近況報告

 当センターは、畑沢の人達で植えられた各種の花が、季節ごとに咲き誇りますが、今はちょっと空いています。代りに自然に生えたアザミの群生が花の時期でした。センターの南側の一角には、アザミが一面に生えています。アザミの葉には、鋭いとげがありますので、イメージとしては正直のところ、いいものではありません。葉の周辺には、いたるところに鋭いとげがあります。そこにあることが分かっていれば、避けて通るのですが、草むらを知らないで遊んでいると、アザミのとげが足に刺さりました。そういう点では、普通は敢て近づかいない植物ですが、畑沢の男の子はアザミも遊び道具にすることがありました。花が終わって種(たね)ができると、とげを避けながら種が付いている綿毛をむしり取ります。うまくいくと、綿毛のついた種がごっそりと抜けてきます。それが面白くて、何回も挑戦します。調子に乗っていると、指がとげに直撃されてしまいます。

 センターの周りは時々、草苅しているようですが、何故かこのアザミがしっかりと咲いています。


畑沢のアッシー君(バス)

2014-06-12 10:00:25 | 近況報告

 バス会社の定期バスがなくなってから、何十年にもなります。当時でも、バスは畑沢までは運行されていませんでした。バスに乗るには、畑沢から荒町まで歩いて、細野から下ってくるバスに乗るか、荒町からさらに延沢まで足を延ばして、鶴子から下ってくるバスに乗りました。バス停から尾花沢の町までの乗車代は、50円ぐらいだったようです。バスには女の車掌さんが乗っていて、乗車して直ぐに切符を切ってくれました。車掌さんは黒い大きながま口のようなバッグを首からぶら下げていました。そこには、大勢の人が乗っていました。うーん、懐かしい。また、あのバスに乗りたい。今はかなわぬ昔の思い出です。そのバスも、バイクや自家用車が普及されるにつれて役割がなくなってしまい、今は運行されていません。

 ところが、高齢化が進んで、新たな問題が生じてきました。バイクや自家用車を運転できる人たちも減少する一方で、高齢化によって治療するために町に出かける必要性が増してきました。バスの需要が増大したのです。尾花沢市は、市内を8路線に分割して、複数の会社に委託して運行しています。畑沢へ來るバスは、細野地区経由で、一日4往復します。畑沢には沢山のバス停が建てられています。この写真のバスは、松母で鉢合わせした時に、運転手さんに無理やりお願いして写真を撮らせていただきました。一般にマイクロバスと言われいてる規模のバスです。いつの日か、私も自動車をどこかに停めて、このバスに乗せていただきたいと思います。きっといろんな人とお会いできそうな気がします。