-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

平成30年 畑沢のお祭り

2018-04-18 14:03:33 | 近況報告

 平成30年4月15日(日)は畑沢のお祭りでした。既に今日まで3日も経ってしまいました。投稿が遅れて申し訳ありません。今、娘が里帰り出産をしており、いつもは役に立たない私ですが、車の運転手としての役割が重要になりました。そして、出産予定日よりも早く兆候が表れ、ついに17日に孫が誕生しました。ありがたいことに2月下旬から孫たちに関わることが多くあって、結構、忙しい日が続きました。

 さて、畑沢の祭の話に戻ります。当日、畑沢は時折、小雨が混じりながらも明るい曇り空でした。天気予報を見ていて、荒れることを心配していましたが、まあまあの天気でした。昨年から熊野神社でのお払いが遅くなり、11時から開始になりました。

 熊野神社への参道には杉の巨木が立っています。正確な樹齢は分かりませんが、熊野神社が創建された西暦1655年ごろから立っているものかもしれませんので、樹齢は約360年ぐらいでしょうか。いつ見ても圧倒されます。

 杉の巨木の近くには、石造りの狛犬の残骸があります。この日に集まった下畑沢の方によると、昭和30年代には狛犬がまだちゃんと形を保っていて、その上で遊んだこともあったそうです。私も昭和30年代には、学校からの帰り道、熊野神社で何度も道草をしていたのですが、狛犬に関する記憶が全く残っていません。でも、「あった」と確信を持っておっしゃる方がいますので、私の記憶がいかに乏しいものであるかが分かります。でも、考えようによっては、私も国会で、「記憶の限りでは、‥‥ごさいません」などという言葉を連発できそうです。

 杉の向こうに透けて見える「白」は雪です。

 お祓いをする前に、神主さんによって法螺貝が吹かれました。熊野神社は高台にありますので、遠くまで響き渡ったことでしょう。

 お払いが終わってから、3時間ほど懇談していましたら、今回も面白いお話を聞くことができました。私は飲めませんが、皆さんはお酒が入っていたので、お話の真偽のほどは分かりません。それでも、初めて教えていただいた面白い内容ですので、以下に紹介します。

 

1 どぶろく

 昔、どぶろくは奇麗な湧水を使って作るために、移動式の竈と蒸し器を人家から離れた湧水場所に持ち込んだ。さらにその場所で醸造し発酵が進むにつれて、酒のいい香りが周囲に漂った。それを嗅ぎつけた人が我慢できずに飲んでしまった。遂に飲み潰れてその場で寝てしまった。


2 荒屋敷の稲荷神社

 荒屋敷の守り神として江戸時代に稲荷神社を建立しようとしたが、資金が不足し源右衛門の寄付を得た。


3 荒屋敷の竜神

 湧水「ヘンドリ」にある守り神は、水神ではなく、竜神である。


4 中畑沢のお不動様

 不動明王は目の神様でもあったので、その御利益を願って、畑沢以外の所からもお詣りに来ていた。


5 有路但馬の三代目

 有路但馬の三代目が「小兵衛」だったと過去帳に出ている。