来る9月8日(土)午後1時30分より、中山道みたけ館1Fの研修室にて「願興寺仏像に学ぶ」と題した講座を御嵩町郷土文化を学ぶ会の主催(後援:御嵩町文化協会)で行うことになった。
本尊の薬師瑠璃光如来は秘仏にて御開帳以外に拝観はできないが、日光・月光両脇侍、12神将、四天王と眷属すべてを有し、美濃の正倉院と云われるだけの堂々とした至宝を拝顔できる数少ない寺院である。他にも法華経を説法中と目される説法印を結び普賢・文殊両菩薩を従えた至宝中の至宝と称えられた釈迦如来、運慶作と伝承される阿弥陀如来の座像や立像(座像は岐阜県博物館での企画展「飛騨・美濃信仰と造型」に展示される予定でしばらくはお留守である)ともお目にかかることができる願興寺である。
今からお話しする内容を吟味しているが、短い時間でどれだけお伝えできるかが心配である。講座の後で、願興寺にて住職が法話を含めた案内で補って下さるであろうことを願ってやまない。
開基1200年を迎える願興寺の平成の再興に一役が担えたらと思う次第である。拝観料の500円だけをお持ちになって、多くの方々にご参加願いたものである。
また、10月、11月、12月の第2土曜日には、3回に亘って大寺記の解読書を編纂された安藤弘文氏による「大寺記を読み解く」と題した講座で大寺記の解説をしていただこうと思っている。これについては、また後ほどご連絡をさせていただくつもりでいる。これにも多くの方々にご参加いただければと思っている。こちらの参加は単独でも受付けようと思う。
願興寺重文仏像群
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