無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

すべては怪文書から始まった!?元横浜市長中田宏氏「政治家の殺し方」

2016年01月24日 21時52分13秒 | 福祉
昨日は、99人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

さて、図書館で元横浜市長中田宏氏の「政治家の殺し方」を借りました。



中田氏は、様々な改革に挑戦していた首長として有名です。しかし、突然数々のスキャンダルが登場しました。中田氏のファンだった方の中には、その本まで捨てた人がいたと聞きます。芸能界同様に、政界も時間と共にスキャンダルが消え、その印象だけが人々の記憶に深く刻まれます。中田氏でいえば、「女性問題のスキャンダル」でしょう。しかし、この本には全くの嘘であったと書かれています。知らない人も多いのではないでしょうか。

この本の中には「すべては怪文書からはじまった」という見出しがあります。そして「政治の世界では、怪文書というのはしょっちゅうばら撒かれる。だれが言い出したかわからぬ嘘も、大げさに騒ぎ立てて噂を流せば、やがて『文書が出ている』『噂が流れている』という事実が週刊誌等に書き立てられる。」とあります。

中田氏に仕掛けられた巧妙な情報操作。著書の中には、「私を追い落としたい市会議員が支援者に頼んで陳情書を議会に提出させ、さらに複数の議員が結託して公開質問状を提出する。そうなれば、新聞や週刊誌の格好のネタとなり、私に関する黒い噂がまことしやかに広がっていくというわけだ。」とあります。非常に恐ろしい陰謀が存在したわけです

あとがきの一部を紹介します。「スキャンダルをつくり大騒ぎすることは、一体だれの利益になるだろうか。何事にも利益を得る人がいる。一過性のから騒ぎにも日本の病巣があると思った。」

何か事が起きるということは、その裏には、何かの思惑があるという意味でしょう。利権に絡んでの行為だとの意味合いだと感じました。政治と金の問題は永遠。改革に挑戦する者は、潰されるということでしょう。

しかし、中田氏は若い。私より1歳下です。まだまだチャンスはあります。この経験を活かし、政治の世界で活躍していただきたいものです。


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