tea bowl blues

益子の陶芸家、太田幸博
のやきものとbluesのある日

もみ灰つき

2009-08-16 13:14:47 | Weblog
益子では以前、糠白釉という白い釉薬を多く使っていました。
その中でも私の師匠の成井恒雄氏の糠白釉は特に白く美しい色が出ていました。

他の産地ではわら灰を使った白釉の方が一般的だと思いますが、
益子は米の籾殻を使った糠白釉が伝統釉です。

秋、米の収穫後に田んぼで焼かれている籾殻の灰を分けていただいて
臼でつく。そのあとすいひして沈殿したものが糠灰(もみ灰)です。

糠白釉は私は一部にしか使いませんが、並白釉(透明釉)その他にも糠灰は
使うのできょうはもみ灰つきです。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ikutyan)
2009-08-17 09:25:53
お久しぶりです。暑い中、日々お元気に作業の様子、何よりです。数々の工程を経て、ひとつの作品が出来上がる事に、今更ながら大変さを感じ、改めて大切にしようと思いながら、太田さんのカツプで珈琲をのみました美味しいですまだまだ暑い日が続きます。どうぞ無理をなさらず制作に励んで下さい。
返信する
Unknown (kyoko5346)
2009-08-17 22:22:39
釉薬もこうやって灰から作るんですね。大変そう。汗も沁み込んで味のある良い色がでそうです。
送るつもりだった壺が化粧土をかけたら見事に割れてしまい作り直し中。がんばってまにあわせるつもりですが、本焼きはいつになりますか?
返信する
ikutyanさん (oota555jp)
2009-08-18 21:38:13
こんにちは!山の中に住んでいるせいか、
下よりちょっと気温が低いみたいで、
暑さは大丈夫なんですが、何にもしないうちに
いつのまにかまた夏が終わりそうで
ちょっと残念です。
返信する
kyoko5346さん (oota555jp)
2009-08-18 21:47:06
灰も購入すると高額ですから、ただで出来るものは自分で作ちゃうんですね。
窯は9月中旬予定です。
返信する

コメントを投稿